内容説明
ヤクザから死んだ息子名義の土地を取り戻したいと老婆から手紙が届く。そこで弁護士と調査していくと、なんとその息子もヤクザだった!「ヤクザお断り」を貫いて生きてきた著者が、間接的にヤクザを助けるジレンマと肝臓病に悩まされながらも相手を追い詰めていく。シリーズ最新作。
目次
第1章 一通の手紙(謹啓、宮本様;宮島太郎の上申書;太郎の妻;元エリート銀行マン弁護士;街宣車;ヤクザが葬儀にやってきた)
第2章 宮島太郎の正体(ヤクザ対ヤクザ;遺書;太郎の噂;強姦事件;和解;民事訴訟法廷)
第3章 ヤクザが身内にやってきた(出生の秘密;昌江の嘆き)
第4章 壊された人々(達川二郎;衣笠優子;鯉幟産婦人科医院;宮島良治)
著者等紹介
宮本照夫[ミヤモトテルオ]
1938年山口県光市生まれ。59年山口県立下松工業高校卒業。64年から、神奈川県川崎市でクラブ、スナックなどを経営。最盛期には8店にのぼった。現在は川崎、麻布十番などで焼肉店を経営。「ヤクザご一行様お断り」の方針を貫き、飲食店経営40年の間に、暴力団ならびに不良客を100人以上検挙させた。(株)宮本企画代表取締役。各地区の暴力追放団体に所属し、全国で講演やセミナーを通じて暴力追放を訴えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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