内容説明
「アメリカは変ったか?」イラク戦争の引き金となった9・11事件の起こった2001年に、32年前のルポ地「アメリカ合州国」を再訪し、ハーレム、南部最深部、インディアン保留地など、かつての舞台がどう変ったか、そしてアメリカ合州国の本質が変ったか、変らないかを検証する。
目次
1 三二年ぶりの「アメリカ合州国」再訪
2 ハーレムの激変した風景
3 黒人のめんどくさい若者は片端から刑務所にぶちこむ
4 何のためにベトナムで戦ったのか…
5 ベトナム派遣軍大隊最高殊勲兵の現在
6 南部の差別状況の劇的変化
7 黒人と結婚した第一世代日本人妻たちの今
8 太りすぎたアメリカ人
9 先住民族はどうなっているのか
10 アメリカ合州国は変ったか?
ルポ『新・アメリカ合州国』をめぐる対話
著者等紹介
本多勝一[ホンダカツイチ]
1931年、信州・伊那谷生れ。現在『週刊金曜日』編集委員
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感想・レビュー
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活字の旅遊人
2
合州国。この漢字表記については、今もって大賛成である。
カスミ・トス
0
アメリカの黒人や日系人、インディアンなどの少数民族や人種差別、911テロ、アフガニスタン戦争などの諸問題を扱った本ですが、新なので無印のものに付け加えた本かと思ったら無印の30年後に再びアメリカを訪れてみた、という内容の続編でしたのでわからない部分(あの町や人は30年後どうなっているかなど)何箇所かありましたので、無印の方も読みたいと思います。なかなか知られざるインディアンや黒人、アフガニスタン戦争の話が聞けて良かったです。2019/07/10