内容説明
地下鉄サリン事件の「現場指揮者」にして、オウム真理教で「神通並ぶなき者」と称賛された井上嘉浩被告。16歳で入信し、尾崎豊の詩に共感した若者は、VX殺人など10にも及ぶ凶悪犯罪に関与した。「死刑必至」との予想の中、「無期懲役」判決という「生」をかろうじて得た理由は何だったのか。
目次
ゆで卵の殻
両親の苦悩
逃げをうつ元法皇官房トップ
「教祖」に言うべき言葉
神々の意思の実践
「進化した人間」の役割
「僕はけがれていた」
心理鑑定書
「反省」なんかでは足りない
地下鉄サリン事件での役割〔ほか〕
著者等紹介
降幡賢一[フリハタケンイチ]
1945年生まれ。69年朝日新聞社入社。東京本社社会部員などを経て、現在編集委員
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