内容説明
90年代後半、既成論壇・知識人の崩壊を後目に孤高の言論戦を戦い続けた著者。本書はその中から、書籍として刊行されることまれな対談・インタビューだけを採録した、異色の“戦記録”である。―SM男優、エロ写真家から文部官僚まで、常識外れな顔ぶれによる19のバトル。
目次
1 セックス
2 実存
3 若者
4 教育
5 郊外
6 学問
7 論壇
著者等紹介
宮台真司[ミヤダイシンジ]
1957年仙台市生まれ。東京大学大学院博士課程修了、社会学博士。東大助手、東京外大講師を経て、現在は東京都立大学助教授。政治から経済、文化、風俗までと分野を問わぬ言論活動を行っている。データと体験に基づいた明解な理論構築には定評がある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はすのこ
6
超広範囲の対談集。宮台真司という生き物の生態がよく分かる1冊でもある。師匠である小室直樹氏との対談のみ敬語なのが面白い。2016/02/06
めっかち
2
図書館で借りて、小室直樹先生との対談「学問はラジカルだ」だけ読む。社会学の面白さを堪能した気がする。「社会は少しずつ良くなってる」的な幻想が吹き飛ぶ対談! そもそも社会というものが営まれ、共同体が成り立っていることの方が「異常」なんだ、という話が興味深かった。小室博士の話を宮台先生が補足してくれてるのが良い。2023/03/27
tk
1
表紙がエロ過ぎる。そして十年以上経った本なのに、鮮度がほとんど失われていない。2013/01/04
お惣菜パン(Tobe)
0
★★表紙が攻めている。宮台本の中ではハマれないほうだった。2016/03/12
maharaja
0
宮台真司がどうしてあんなにも合理的にものを考える事が出来るのか。それは、彼が「非合理」な動機に突き動かされているから。性の問題から教育、学問、サブカルなど、とてつもなく幅広い範囲の話をできるこの教養の幅に感動した。2013/01/04