朝日文庫<br> ベスト&ブライテスト〈下〉アメリカが目覚めた日

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朝日文庫
ベスト&ブライテスト〈下〉アメリカが目覚めた日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 412,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022612632
  • NDC分類 253.07
  • Cコード C0131

内容説明

徐々に明かされるベトナム戦争の真実。自国の愚行に気づいた米国民による反戦運動、その一方で、分裂、崩壊するジョンソン政権。そして、ニクソン新政権の樹立。ベトナム戦争という深い闇に、いつ光は射すのか。米国の苦悩と挫折、救いがたい運命を描くノンフィクションの傑作。

目次

20 偉大さに憑かれた大統領
21 ペンタゴンの戦争ゲーム
22 ジョンソンの内なる戦い
23 泥沼に築かれる記念碑
24 汚い戦争と将軍たち
25 真実を知らされない国民
26 クレディビリティ・ギャップ
27 戦争とインフレと偉大な社会
28 歴史の流れに逆らった人たち
29 出口のないトンネル

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

棕櫚木庵

22
1/2) ベトナム戦争を米国の視点から描く.米国の「ベスト&ブライテスト」な人びと(ケネディ大統領とそのスタッフ)がベトナム戦争という深みにはまってしまったという歴史の皮肉.大統領就任直前のケネディの姿から話を起こし,前史に遡った後,ニクソンによる北爆再開(1972年)まで.▼随分昔に読んだけど,まさに「巻置くに能わず」と感じで一気に読んでしまった記憶がある.公民権運動などにも触れられ,アメリカ戦後史にもなっている.それにしても,ジョンソン大統領って不幸(不運?)な大統領だったんですねぇ.2020/08/18

hayatama

1
やはりアメリカジャーナリズムの良心。訳者あとがきに引用されている娘に送った言葉はあまりにも重い。日本にハルバースタムに匹敵するジャーナリストがないのを憂う。2009/12/03

キミ兄

0
2読目。ベトナムに入り込んでいくケネディとマクナマラ。☆☆☆☆☆。2005/06/01

lcc

0
歴史は一回こっきり 歴史は繰り返される 一回こっきりだから「こうであったかもしれない」歴史を考える 繰り返されるから「結果的にこうでしかありえなかった」法則が見えてくる 合理的に論理的に進めたときこうであったかもしれない世界が削除される そこに残る結果はこうでしかありえなかったその時代、その世界にかかわった人たち 世界を動かした人たちの総体になる こうであったかもしれない世界 その多様性を捨てずに着地するにはどうすればいいのだろうか 歴史はいつも問いかけてくる 2013/04/01

tvj8220

0
相当硬い本だが、下巻になってから話が進み出し、どうにか読み通せた。全体に悲観的な雰囲気に満ちているので、読み進むには気力がいる。ジョンソン大統領を、ブッシュJr.大統領をに重ねて読むと興味が増す。2012/07/30

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