内容説明
1992年9月、日本人初のスペースシャトル搭乗者として宇宙を体験した著者が、宇宙遊泳やロボットアーム操作などが可能なプロの宇宙飛行士資格「ミッション・スペシャリスト」を取得するまでの悪戦苦闘や、有人飛行の意義、国際宇宙ステーション時代に向けての抱負を語る。
目次
第1章 つくばの風(オウムと科学;桜の水中花;飛行士気質;無重力と食事;ドッキング ほか)
第2章 インタビュー 五十歳からの再挑戦
第3章 ヒューストンの風(毛利彰子)(懐かしい笑顔;ファヒタの一日;宇宙飛行士の年齢;サーディンとフィッシュ・ラッパー;家族自慢の国 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙
10
子供の頃から憧れの宇宙飛行士。毛利氏の50歳からの挑戦。まだNASDAの時代1998年当時のロボットアームを思い出しながら。宇宙飛行士には様々な厳しい条件が有るけれど、やはり思うのは様々な知識や事象、多様性ある価値観を取り入れ柔軟に問題解決していく、力を育む事かもしれない。ここ最近ハリネズミのジレンマに捉われていたので軸を戻せた。希望を失わず心を正して歩こう。宇宙エレベーターの記述にニンマリ。体験を話す事を充電地の例え、宮沢賢治、ジーンとミーム、羽、私の道へ繋がっていく。好きなものは必ず力になる。2014/04/22
葉月94
1
夫が去年50歳の誕生日を迎えました。毛利さんが、宇宙で行った授業(実験)は興味深く拝見しました。48歳で、ミッション・スペシャリストへの挑戦をしたこと。その、前向きな姿勢、好奇心など、刺激を受けました。くすぶっていてはいけない。何かに挑戦し続けることは大事だと思いました。さだまさしさんの『夜間飛行~毛利衛飛行士の夢と笑顔に捧ぐ~』を聞くと、少しだけ若返ることができるような気がします。「~♪夜空にはエンデバー 無重力の満月 サソリづたいに銀河鉄道♪~」2011/02/22