内容説明
砂漠で、サバンナで、気温46℃の世界で、寝る。記者としてアフリカに暮らし、アフリカを愛してやまない著者が、自らのさまざまな「寝る」経験を通して現地の人々の生活を描き、アフリカの現在に迫る。“本物の出会い”の素晴らしさが胸を打つ、日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。
目次
1 窓(蚊取り線香―チャド;湖畔のホテル―タンザニア;アダムとイブの地で―タンザニア ほか)
2 ドア(ルームキーがない―ルワンダ;ゴム長の上客―南アフリカ;ホテルのカジノ―ケニア ほか)
3 屋根(民家は満員―チャド;内戦の町で―アンゴラ;白人農家―ローデシア(現ジンバブエ) ほか)
4 空(砂漠のテント―西サハラ;サバンナ―ケニア;牛ふんの家―ケニア ほか)