内容説明
1996年12月、ペルーの首都リマで発生した日本大使公邸人質事件。この大事件は、なぜ、今、ペルーの地で、日本を巻き込む形で起こったのか?朝日新聞の元中南米特派員が、事件の経過を報告し、この事件が暴き出した、世界と日本の政治・経済の現状と問題の本質を解説する文庫オリジナル。
目次
序章 五百年の壁―人質事件が問いかけたもの
第1章 ロビン・フッドの挑戦―日本大使公邸襲撃
第2章 飛べないコンドル―ゲリラを生む土壌
第3章 アンデスの虎―フジモリ氏の革命
第4章 太陽の汗、月の涙―日本とペルー