朝日文庫<br> 日本とドイツ 深き淵より―戦後50年〈2〉

朝日文庫
日本とドイツ 深き淵より―戦後50年〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022611147
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0131

内容説明

アウシュビッツとヒロシマ―深い傷を負って戦後再出発し、共に勤勉な国民性で大国への道を歩んできたドイツと日本。その軌跡は一見似ているが、果たしてどうなのか。「過去の克服」、政党、政治家、憲法、海外派遣、会社、学校、市民生活など多彩な面に焦点を当て、二つの戦後の違いを検証する。

目次

アウシュビッツから
ヒロシマへ
ドイツ人と「過去」
イスラエル、そしてアメリカ
戦争責任
ワイツゼッカー氏
憲法九条
アデナウアーと吉田茂
豊かな時間
ドイツの市民生活〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

JUN

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考えさせるのは、ヒロシマは被害、アウシュビッツは加害の象徴であった事。中国の政治学者は、「日米安保こそ、日本に軍事的な野心はないという『身分証明書』だ」と語った。韓国人の心底には、「日本が終戦を遅らせた結果、ソ連が参戦し、朝鮮半島分断につながった」とか「しかも、朝鮮戦争の特需で、日本経済が復興したのは許せない。」という意見もある。もしアジアに謝る必要があれば、謝るという姿勢も大事だと書かれていた。2013/12/03

☆み も☆

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日本とドイツ。 両国の戦後補償の在り方の違いが際立っている。 ドイツは個人へ日本は国家への補償。 日本の場合は戦後何十年経った今でも、ずっと変わらず補償を求められている。 何を持って補償とするのか。どれだけの額を支払ったとしても、きっと終わりはない様に思う。 韓国からは《誠意》《真心》とかいう抽象的な詫びを求める発言があるが、それこそ平昌オリンピックのキムボルム選手が、氷の上で土下座した様なことをしなくちゃならないのかも。民族性の違い。どこまでいっても平行線。 この問題はある種ネタみたいになってる。 2017/11/26

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