内容説明
ＣＭの向こうに、時代が見える。「どんと・ぽっちい」の１９８４年から「パンツ論争」や「ちちんぷいぷい」の１９９０年まで、話題のＣＭ３１７点をサカナに、タテヨコナナメから描きあげた時代の天気図。寝っころがってビールを飲みながら読んだりすると、おもしろいんだな、これが。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
15
私が読んだのは新書版ですが、母が朝日新聞を購読していますので、連載コラムの大半は新聞で読んでいました。 この文庫本にまとめられている時期は、興味深いTVCMが少なからずありましたね。 日清とかは広告が上手い企業ですしね。 当時の世相等も出ていて、読み物としても普通に面白いと思います。 ただ、マスメディアの力が弱まり、ネットの広告総数の方がマスメディアを上まってけっこう経っていますので、今はこういうコラム、書き辛そうです。 ネットの広告に秀作ってあるんですかね……⁇1991/03/30
寺内町亭小天狗
1
「広告批評」を創刊して、コマーシャルについて独自の批評をまとめた本です。１９８４年（昭和５４年）４月５日から１９９０年（平成２年）６月２２日までの主なＣＭについて語っている。読むにつれて、現代のＣＭほどつまらないモノはない。観る・読む側に、何かを語るような力作なＣＭや新聞広告等が少なくなっている。広告業界も、質が落ちたものだ。
ロバパン
1
1984年から1990年までのCMの話ですが、今のCMに繋がると思われる部分が沢山あり、CMの警鐘とも読めるかも。分厚い本だったので読み応えはありますよ。2010/11/05
