感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク@灯れ松明の火
25
『永遠の0』読まれた方の感想読み続けるうちに思い出した1冊。おすすめは、しない。『永遠の0』では軍上層部に意味無く使い捨てられる若者・一兵卒が、あるいは民間人が――日本人が過去に中国の人々になした、言葉にできないほど無惨な行為のルポルタージュ。『三八打制度』『矯正院』『生体解剖』『強制連行』『南京大虐殺』『三光政策』顔をそむけたくなる記述が続くが、圧倒的な写真が否定を許さない。『万人抗』(まんにんこう)消耗品扱いの人の命。日本民間経営の鉱山で労働者として働かされた人々の《人捨て場》2010/07/21
n.urabe
20
【図書館本】読友さんに教えていただいた本です。中国への侵略での出来事が書かれています。こういった書物に書かれている内容は、だいたいどの本も一致しているので、日本軍がやった事だろうと思います。旧日本軍は中国で中国の人たちを虫ケラ以下(虫の命も尊いのですが)の殺し方で虐殺していた。正気であれば有り得ないけど戦時中は正気でもなく、非日常が日常になる怖さもあり、やってないとも言い切れないかと思う。そして中国の反日感情の発端と、なぜ根強いのか。その理由も知っておくべきだと思う。2012/12/28
ナハチガル
14
全部本当だとは思えないが、全部嘘とも思えない。ありがたいことに戦争を経験しないまま生きてこれたので、本当に人間がこれほど残酷になれるのかとも思うが、最近読んだ『スマホ脳』で、昔は死亡原因の1割2割は殺人だったという話があって、妙に納得したりもした。一般化して納得するのも我ながらどうかと思うが、確かなのは、かつて日本が他国でしたことを多くの人は語らず、ほとんどの人は知らされていないが、相手はずっと覚えていて、伝え続けているということだろうか。めまいがするほどの温度差だ。著者の真摯な姿勢には頭が下がる。A。2022/06/11
hana
7
私は日本人で、日本は侵略されたことがないから、侵略された国の人たちの屈辱を本当の意味で分かることができない。申し訳ないという負い目を感じるし、なお親日でいてくれる人たちをありがたいと思うし、嫌日とも親日ともこの先、いい関係を大切に育んでいきたいと思う。2012/04/02
ホレイシア
7
南京大虐殺の話。感想は、あえてパス。2008/01/04