内容説明
ホロコースト、バルカン紛争、中東和平、ベトナム戦争、奴隷貿易、アパルトヘイト、文化大革命・天安門事件、日本の戦後処理…9・11後の世界で重みを増す問いへの答えを求めてジャーナリストの思索と旅。
目次
1 ユダヤ問題・ヨーロッパの戦後処理
2 「民族浄化」・宗教・イデオロギー―バルカン
3 ソ連・共産主義の遺制
4 希望はあるのか―中東・アフリカ
5 アメリカの憂鬱
6 アジア―民主化への長い道
7 世界の歴史和解に何を学ぶか―日本
著者等紹介
船橋洋一[フナバシヨウイチ]
1944年生まれ。東京大学教養学部卒業後、朝日新聞社入社。ハーバード大学Nieman Fellow、北京特派員、ワシントン特派員、国際経済研究所客員研究員、アメリカ総局長などを経て、現在朝日新聞社コラムニスト。ボーン・上田賞、石橋湛山賞、日本記者クラブ賞など受賞。また、東京大学客員教授、アジア太平洋大学客員教授を歴任。現在は韓国高麗大学特別招請教授をつとめる。法学博士。著書に『内部―ある中国報告』(サントリー学芸賞)、『通貨烈烈』(吉野作造賞)、『アジア太平洋フュージョン』(アジア太平洋賞大賞)、『同盟漂流』(新潮学芸賞)など
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