内容説明
まったくのゼロからアイデアを育てて、世の中に理解され、受け入れられる製品につくりあげるまでに、開発者の頭のなかではなにが起こっているのだろう。あらゆる分野でもっとも求められている「創造力」の正体を、成功した8つの技術開発から探る。失敗学の提唱者による成功の分析。
目次
光触媒―筋のよい材料と出会った幸運
アシモ―柔らかな足でスイスイと歩くロボットをつくろう
球体シールド工法―「サッカータイプ」の発想
高吸水性ポリマー―おむつの革命
TRON―時代がトロンに追いついた
プラズマディスプレイ―人生の試練を乗り越えて
すばる望遠鏡―リスクを乗り越えて実現した世界一の鏡
カーボンナノチューブ―炭素のサッカーボールをはずしてチューブに出会う
著者等紹介
畑村洋太郎[ハタムラヨウタロウ]
1941年生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。日立製作所勤務を経て、東京大学教授。2001年退官。現在、東京大学名誉教授、工学院大学教授、畑村創造工学研究所代表。工学博士。専門はナノ・マイクロ加工、知能化工学
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