朝日選書<br> 市民の科学をめざして

朝日選書
市民の科学をめざして

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022597175
  • NDC分類 404
  • Cコード C0340

内容説明

わたしたちにとって科学とは何か。「もうひとつのノーベル賞」ライト・ライブリフッド賞を受賞した著者が四半世紀にわたる反原発運動の経験を振り返り、新しい科学のあり方を提言する。

目次

第1部 市民の科学(市民と科学―序にかえて;専門的批判の組織化について;原子力資料情報室;プルトニウムと市民のはざまで)
第2部 市民にとってのプルトニウム政策(プルトニウム利用政策を問い直す;プルトニウム軽水炉利用の中止を提言する―プルサーマルに関する評価報告;解体核兵器からのプルトニウムをどう処分するか?;「市民の科学」のこれから―高木学校によせて)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2022/11/20

4610tosan

1
 高木さんの最後に近い本を何冊か読みました。自分が90年代に迷っていたことへの回答として、腑に落ちることばかりです。そして今、これからの自分はどうすべきかという点で大きな指針になるべきものでした。  私にとって、事実の確認やフィクションの構築ではなく、直接「自分」に降りかかってくる心に痛い一連の著作でした。2011/10/01

おおにし

1
フランスも日本も中央集権型官僚国家だからこそ原発中心のエネルギー政策を推進できたという指摘はその通りだと思います。しかもフランスが断念した高速増殖炉の夢を未だ追い続けている日本は官僚の質の悪さではフランス以下です。もんじゅに今まで6000億円(この本が出版された当時。今では1兆円)を投じてきて、1Wの電気も発電できず、止めることもできない、そんな高速増殖炉に意味があるのか。高木先生の警告は少しも生かされることなく自体は最悪の方向に進んでいます。天国にいる高木先生、本当に申し訳ありません。2011/05/31

まつゆう

0
演習で使うので読了。原発の詳細はさすがに分からないけど、この本の簡潔な記述だけ見ても原発が非効率極まりないもので、続ける意味は金と権利の問題だということが良く分かる。何とかその人員も金も代替エネルギーの開発の方に割けないものかなぁ。2013/06/27

ジャスミンガール

0
私が真に憧れる科学者の姿。2011/07/20

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