目次
11 死の変遷
12 人口圧力
13 第二の大転換
14 都市の台頭
15 豊かな社会の創造
16 世界の汚染
17 過去からの遺産
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イノ
16
消費の範囲は木から石炭・石油・電気に移り変わり、新たにゴミや公害といった問題が出てきた。 1994年出版。このころはオゾン層の破壊が問題になっていた。この時点でも地球温暖化にはふれている。 20年後に危機感を抱いている。 悲観的なのと歴史の負の面を多く見てエコロジーについて凄い考えさせられた。2018/01/21
ヒコ。
0
定住・農業から公害まで、環境破壊の視点で見た生活の世界史。「銃・病原菌・鉄」と似る。読みにくい、その理由は4つあると思う。1.訳者あとがきにあるが原文が難解であること。2.地図がないこと、世界地理に暗い私には分かりにくい3.数字が多いにも関わらず縦書きであること。5.単位が不統一であること、平方キロメートルとヘクトアールの両方が使われている。扱う規模を考えれば平方キロで統一すべきだと思う。あと人が世界中に広がることができたのは、火によってデンプンを食べられるようになったからだと思うが、言及がないのか残念2015/02/02
sasa
0
人間がどのように環境破壊しているのかを人類史と一緒にデータで説明。 ジャレド・ダイアモンドの著作とも共通点がだいぶあるが、1994年訳なので元ネタの1つかもしれない2015/01/25
taming_sfc
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クライブ・ポンティングによる1994年の訳著。上下巻の下巻。本書では、伝染病の影響、人口爆発と人口圧力の環境への影響、エネルギー革命と環境問題、都市化と環境問題、先進国における豊かな消費社会の到来、世界的な環境問題(工業化・放射能・オゾン層破壊・気候変動)とつづく。とにかく、どんな環境問題に関心のある学生でも、この圧倒的な筆致と、それに劣らぬ内容には感心すると思われる。環境学徒、必読の書である。2011/08/05