内容説明
事実を伝える。物語を説明する。自分の考えを述べる…には、日本語をどう使うべきか。あいまいな日本語表現を再検討し、国際化時代に通用する論理的なことばの使い方に、組み立て直す。
目次
1 書く(何を書くか何を捨てるか;「事実」か「意見」かしっかり区別しよう;段落を見直そう;重点先行で書こう;分かりにくい文)
2 話す(説明する;電話と手紙;会議;スピーチ―1分間スピーチの実践;「はっきり言おう」)
付 ものを調べる手がかり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユーユーテイン
4
言語技術の具体例が書かれている本だと紹介されて読んだ。理解されやすい文章やスピーチは、まさに「技術」によるものだということがわかった。言語技術を突き詰めると、書くにも話すにも大切なのは、「他者への意識を持つこと」と「自分の考えを客観的に捉えること」だ。言語技術を実践する上での考え方のコツ(「正しい」意見はない、一つの段落は200〜300字が適当、など)も、例文や問題を使って豊富に紹介されている。汎用性の高い考え方なので、日常生活で書いたり話したりする際の指針になる。2021/04/05