感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴木貴博
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下巻。多くの資料の渉猟をもとにロシアにおける広瀬武夫が描かれ、駐在生活を追体験していく。日露間が風雲急を告げ始める中、広瀬のロシア生活は公私ともに充実度を増していた。語学習得・ロシア研究などに成果を上げつつ、ロシアの人々とも心の通った人間関係を築く。アリアズナとの間の儚い想いも。そして四年九ヶ月のロシア生活から帰国。その時旅順口第二次閉塞作戦はもう二年後に迫っていた。2021/10/31
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軍歌で有名な広瀬中佐、ガチガチの武人だと思っていたのですが、芯のある優しい人間性のある軍人だったのですね ロシア女性とのラブロマンス、興味を持って読み進めていけました。また数年後に再読したいです2018/10/19