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政治家の本棚

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  • サイズ B6判/ページ数 439,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022577467
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

目次

鯨岡兵輔―戦場に持参した『論語』
中曽根康弘―俗論は潮騒のごと雲の峰
田辺誠―権謀術数の陰に『聖書』あり
竹下登―ジイド・和田伝・ふるさと創生
村山富市―藤村と透谷を乱読したニキビの頃
上田耕一郎―「三木清」によってマルクス主義者へ
土井たか子―焼夷弾に燃えた『日本童謡集』
不破哲三―いま『資本論』にちょっと凝る
藤波孝生―鎮魂の大黄葉にひざまずく
渡部恒三―「青成瓢吉」の志と夢〔ほか〕

著者等紹介

卓透[ハヤノトオル]
1945年(昭和20年)神奈川県生まれ。東京大学法学部卒。68年朝日新聞社入社、政治部次長などを経て、現在、編集委員、コラムニスト
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

20
政治家たちの読書遍歴の披瀝を通じて人間性をひもといてくの読者の仕事。懐かしい顔ぶれになってしまっていることに時の経過を感じた。2024/03/04

古谷任三郎

3
中曽根康弘から枝野幸男まで日本を代表する政治家たちが人生を通して読んできた本を語っている。ただ識者はこの本を読んで、政治家の教養のなさに呆れるという。小泉純一郎は歴史小説で歴史を学んでいるという。本物の歴史と歴史小説は全く違う。その中でも、中曽根、細川護煕元首相、共産党の上田不破兄弟などはちゃんと読書してきたんだなと感じた。だが、それ以降の世代の大半が読書とは関係のない話をしたり、学術書なども読んだことのない人たちである。政治の劣化が激しいが、それは政治家の教養の欠如と直結していることがわかる一冊である。2022/05/18

ふむふむ

3
今から10年前の本。頁数が多いですがさらっと読めるかなと思っていましたが、じっくり目を通し時間がかかりました。その人なりの自己形成が構築が見られて日本の政治家に好感を持てました。ただ色んな本を読まれている人もいらっしゃれば、あまり本を読んでいない方もいて、そんな人もいるんだなと思いました。本の感想などは少ないですがエピソードが多い。それはインタビュアーの技なのかもしれません。自己を貫いている方もいれば、突っ込みたくなる方もいて、選挙後とかに眺めるのもいいし、読みたい本を探す時にこの本を眺めるのもいいかなと2012/02/06

mol

1
☆自我作左☆中曽根はパンセを訳していた☆文学は人間の水分☆『善の研究』はベストセラー☆明日はござなくそうろう☆『呻吟語』☆60年早く生まれていれば戦争2023/10/22

カツ丼

1
既に亡くなっている元総理ら(竹下、小渕、鯨岡など)から始まり、現在もがんばっている長老議員(平沼、亀井など)、現職大臣(岡田、枝野など)らへのインタビュー形式。必ずしも読書中心の話ばかりではないが、その人となりがわかる。昔の人は、人間的にも魅力的だ! 細川元総理の「非日常的なものを読むようにしないとだめ」との指摘は同感。彼は古典オンリーのようだが、出自からしても納得!2012/05/25

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