内容説明
まあるい風。はにかむ笑顔。本日もカメラ日和。旅先で出会った人々や風景の“一瞬の表情”を、やさしい眼差しでつかまえた写真エッセイ集。特別インタビュー「のんびり写真を撮ってきた」も収録。
目次
まあるい空気
ヨロコビの時間
最上川の筏下り
日田のまつり
ニューヨークからきたネコ
竹だらけザワザワ島
陽ざしのよい日に
せんたく日和
逃げていった犬
ライカのカシャリ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tu-bo@散歩カメラ修行中
34
Z図書館で遭遇。2002年3月の上梓。椎名さんが、朝日カメラに連載しているシーナの写真日記（1997/-2001/12)を加筆・再構成したものです。（第二弾）写真と昭和軽薄体と言われた椎名さんのエッセイのハイブリッド日記です。写真はどれもなかなか味のあるスナップで、気楽に読めます。2018/04/11
yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
2
アサヒカメラに連載されていた「シーナの写真日記」単行本化第２弾。１９９７年から２００１年にかけての椎名さんの旅の記録が写真とともに綴られる。エピローグの対談にあったけど、椎名さんの学歴は写真大学中退、旅と写真が好きなのも御尤もな訳です。子供たちはもとより大人たちも椎名さんの写真ではとてもいい顔でした。モノクロの写真っていいものですね。2011/06/19
スルメジャコフ
0
たまたま同時に読んでいた『かえっていく場所』と同時期に書かれているようで、関連する記述が多かった。それにしても、写真ってやっぱり撮っている人の人柄が出ますねえ。2011/02/28
sabato
0
読み終わるのに、なんでこんなんに時間がかかったんだろうか。とにかく読んでは戻り、読んではまたページを戻りを繰り返していた。写真やその香るような文章を毎ページ味わいながら読んだ一冊だった。ああ、そうか、おそらく、読み終わるのが怖かったのかもしれない。とてつもなくせつなく、懐かしく、おなかがすく一冊だった。p275の写真は何度見ても笑みがこぼれる。。2011/01/16
