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内容説明
本書は、一九七六年から二〇〇〇年までの「山藤章二のブラック・アングル」を収めている。
目次
一九七六‐二〇〇〇年ベスト一〇〇(清十郎十八番;仲よき事は…;角さんコケたら…;幸之助そば ほか)
一九七六‐二〇〇〇年全作品
「ブラック・アングル」全解説(ふたりのサントウについて―井上ひさし;山藤の前に山藤なく…―山口瞳;山藤さんの真価―星新一;「悪意」への期待―筒井康隆 ほか)
著者等紹介
山藤章二[ヤマフジショウジ]
1937東京に生まれる。1956武蔵野美術学校デザイン科入学。1957日本宣伝美術会展で特選と入選。1960大阪国際フェスティバルで海外向けポスター・コンテスト特賞受賞。(株)ナショナル宣伝研究所にスタッフ・デザイナーとして入社。広告電通賞(ポスター部門)制作者賞受賞。1961広告電通賞(ダイレクトメール部門)制作者賞受賞。毎日商業デザイン賞(新聞部門)受賞。1963東京アートディレクターズクラブ賞(新聞部門)銅賞受賞。1964フリーとなる。1970講談社出版文化賞(第1回)さしえ賞受賞。その後も、現在までに多くの賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
7
週刊朝日の巻末1Pマンガとして有名です。1976年から2000年までのベスト100の作品と著者および識者による解説を収めたもの。ずっしり重く読み応えがありますが、やはり風刺マンガだけあって当時の世相がそのままずばり良く分かるのがとても面白い。そして単なるマンガとしても笑えるし、イラストレーションとしても素晴らしい。いやもうやっぱり、すごいの一言です。2014/05/14
Hiroki
3
日本橋図書館 W19.0㎝、D26.5㎝、H3.5㎝で重量1.4㎏。本としては横綱級です。「本質は何か?鋭く抉る!」という月並みな表現があるが、抉り方にホトホト感服するのである。善人も悪人もどっちつかず人も俎上にあげている。取り上げられた7割がたが(見方にもよるが)悪人なのだが、薄っぺらに糾弾するのではなく、いってみれば悪だからこそ愛情を注ぐスタンスである。川向うで正義を振りかざすのとはちゃいますよ。自分も糾弾される側におるんだと苦虫を噛んでいる。書架にドォ~ンと置きたくて中古本を購入した(笑)。2024/03/20