男はなぜ暴力をふるうのか―進化から見たレイプ・殺人・戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 360,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022576989
  • NDC分類 143.1
  • Cコード C0045

内容説明

そのように造られているのか?ゴリラやチンパンジーにも見られるレイプ・殺し・戦争―近い遺伝子を持つオスたちの行動から男の暴力の謎に迫る。

目次

第1部 ルーツ(生まれつき悪いのか;人形使い;われわれはどんな生き物か)
第2部 暴力(レイプ;殺人;戦争)
第3部 対策(誰?俺のことか?)

著者等紹介

ギグリエリ,マイケル・P.[ギグリエリ,マイケルP.][Ghiglieri,Michael Patrick]
カリフォルニア大学デーヴィス校で博士号を取得し、北アリゾナ大学で人類学助教授として在職中。エチオピア、スマトラ、ウガンダ、パプア・ニューギニアなど、世界でいちばん人が行かないような土地で、ガイドや野外生物学者として活動したこともある

松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
1956年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科比較文学・比較文化専攻博士課程満期退学。名古屋工業大学助教授(科学論)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シフ子

4
仕事で男女の違いを考えさせられることが多く 読む。本書では 日常の諍いから戦争や殺人まで なぜ人間(男)があらゆる暴力を用いて他からぬきんでようとするのかを考察。ホルモンや脳の構造の違いにより 男女の差が生まれる生物学的側面を超えた人間らしさを提起する。「一人ひとりの行動は 自分の遺伝子 環境 自分の選択の産物である。ここで真に重要な問いは われわれは 自分が抱えている暴力を能動的に減らせるほど賢いかということだ。」「知能とはある種の精神的な自制であると理解できる(脳研究者スターンバーグ)」P862011/07/18

くまこ

2
著者は類人猿学者。ゴリラ、チンパンジー、オランウータン等の生態を解説しながら、人間の暴力性を考察していくところが興味深かった。『2001年宇宙の旅』の冒頭、ヒトザルが石を振り上げ敵を撲殺するシーンを思いだしながら読んだ。邦題がやや扇情的過ぎるが、ヒトの性(さが)を生物学的見地から追及した力作。2012/08/18

hikarunoir

1
裏テーマは、「女はなぜ偽装し男を値踏みするのか」。いずれも極めて打算的で明快な生物学的解答が用意されてる。PCじゃなくても。2013/04/18

shin

1
筆者の体験・研究と統計資料により暴力の根源を解明していく。男の暴力性は自然淘汰による適応の結果だと考察している。途中、文化人類学や考古学にも触れている。2012/11/10

こつこつ

1
原著で読みたい本。2012/07/21

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