生命進化8つの謎

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  • サイズ B6判/ページ数 272,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022576859
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0045

内容説明

遺伝子、真核生物、性、多細胞化、集団化、言語…なにが生命を飛躍させたのか?進化生物学の第一人者が、若手分子遺伝学者と共に、数十億年の長い歩みを画した8つのステップの謎を解く。京都賞受賞。

目次

生命と情報
主要な移行
化学から遺伝へ
RNA世界から現代世界へ
遺伝から単細胞へ
真核細胞の起原
性の起原
遺伝子における対立
ともに生きる
多細胞生物の進化
動物の社会
動物社会から人類社会へ
言語の起源

著者等紹介

スミス,ジョン・メイナード[スミス,ジョンメイナード][Smith,John Maynard]
進化学。イギリス、サセックス大学生物学部教授を経て現在同大学名誉教授。進化の理論的研究、特にゲーム理論などで著名。2001年京都賞受賞

サトマーリ,エオルシュ[サトマーリ,エオルシュ][Szathm´ary,E¨ors]
数理生物学。イギリス、MRC国立医学研究機関数理生物学研究所、スイス、チューリヒ大学などへの留学を経て現在、チェコスロヴァキア、ブダペスト高等研究所およびエトヴェシュ大学植物分類・生態学部教授

長野敬[ナガノケイ]
生物学。東京医科歯科大学、自治医科大学生物学教授を経て現在、同大学名誉教授。河合文化教育研究所主任研究員
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感想・レビュー

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takao

1
ふむ2021/08/31

お肉太郎

1
生命の起源から真核細胞、多細胞生物、性の起源...など魅力的なテーマについての密度の高い解説。とても面白い。ページ数が276と少ないが、簡潔な説明で進められるため情報量が多く、一回ではアクティブな知識にできそうにないため何回か読むことに成るだろう。簡潔な説明であるがゆえに、進化生物学に慣れていないと読みにくいかと思われるため、最初に読む本としては薦められない。言語の起源の章には色々疑問があるから調べる。(専門家じゃないためこれが必読の書であるかもわからないが、面白いことは保証する)。2014/03/04

サスケ

0
★★★☆☆ 興味深い内容が数多く述べられているが全体的に難しい。 身体の各部位の細胞がそうあるための仕組みを考えると、あまりにも膨大な試行錯誤というか変異と選択が積み重ねられてきたのだと思い知らされる。 ところで、生命進化の話が社会的進化の話につながるのはよいとして、「言語の起源」部分は蛇足ではないだろうか。2016/10/01

ソフトバンク

0
RNA以前から言語の発生までの進化を扱っているが、半分以上が細胞レベルの話。 細胞の進化は、横文字に惑わされると判り難いので、大ざっぱに読んだ方がよい。 くっついて~分れて~取り込んで~ (ピクミンの歌風)という感じで理解(と言えるのか!?)した。 社会性の進化以降から、中身が薄くなるが、こっちの方が読んでいて面白い。言語学の話も出てきて、学問は繋がっているとつくづく思ふ。 巷では遺伝子が意志を持っているような書物を見かけるが、本書にそういうところは一切無いのがベネ。2016/02/25

0
生物学関係の本を読んでいると必ずと言っていいほど名前の挙がる、メイナード・スミス(共著者は知らない)。教授に勧めていただいた本のうちの一冊だけれど。RNAが酵素としても働くのは、UA、CGが組むことで立体構造がとれるから(DNAは二重螺旋なので立体構造はとらない)ということ、ラバ(ロバと馬の合いの子)とかが子供を残せないのは、親からもらった染色体が違いすぎてうまく減数分裂できないから(減数分裂するとき、同じ種類の染色体がくっついてから別れる)ということなどがわかった。最後の言語の章も面白かった。2012/05/06

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