介護の現場で何が起きているのか

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022574725
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0036

内容説明

この本は、付き添い廃止をきっかけに、介護の現場の取材を始めた著者が、朝日新聞に連載した記事をもとに、大幅に加筆・再構成してまとめた。第一章「チューブはやめて」、第二章「『縛らない介護』をめざして」、第三章「付き添いは消えたか」では、人間らしい介護を求めて続く、現場の人々の努力や挑戦、お年寄りや家族のようすを紹介した。第四章「新しい風」では、介護を支える家族や人々の変化を追った。第五章「介護保険がやってくる」では、介護保険の運営を担うことになった市町村の衝撃や、スタート前夜からの取り組みをまとめた。第六章「介護保険がやってきた」では、期待と不安のなかで、実際に介護保険制度が始まった現場のようすの一端を報告した。また、高齢先輩国デンマークがとりくむヘルパーの教育の充実や在宅での看取り支援制度、介護保険先輩国ドイツで、法医学者が遺体を調査して介護の質の惨状を明らかにした「バンブルク・スキャンダル」など、両国から学ぶべき点を、付章として紹介した。

目次

第1章 チューブはやめて―介護とリハビリの現場で
第2章 「縛らない」介護をめざして―介護保険で原則禁止に
第3章 付き添いは消えたか
第4章 新しい風―ここまで変わった家族、支える人々
第5章 介護保険がやってくる―壮大な「実験」の始まり
第6章 介護保険がやってきた―始まりの始まり
付章 海外先輩国から