屈せざる者たち

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屈せざる者たち

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  • サイズ B6判/ページ数 315p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022569554
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

人生の達人たちの魂の声を聞け。寡黙にして不撓の諸氏が、自分史、震災、オウム、破防法、戦後日本の虚妄、家の崩壊、愛と死、文学、映画、演劇、暴力、狂気を語った。憤怒と笑いと感動と、そして、いぶし銀のことばの数々。深作欣二、船戸与一、左幸子、遠藤誠、西江雅之、串田孫一、北林谷栄らが、対論の名手辺見庸と交わした、味わいつきせぬ根源のことば。注目の原一男VS辺見庸・15時間激突マラソン対談を併録。

目次

世の中が意地悪く動いている
人間というのは人の不幸を喜ぶ傾向もあるんですよね
オウム報道はメディアの正体さらした
死ぬなら日本に来て死にますよ
戦後五十年というと紀元二千六百年思い出すの
麻原はコンマ以下、唾棄すべきです
世界はのっぺらぼうで波打っている
家族ってかなり捏造されてる
日本人は大事件を笑い話に変えてしまう
市民悪というのは痛感してきたわよ
暴力と狂気と表現

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

若冲

6
深作欣二が好きだ。たぶん、任侠映画の影響で。船戸与一の本も読む。北林谷栄も好きだ。ただ、これらが地下鉄サリンを始めとする破防法成立近辺に描かれた物だからなのか2013/05/20

メルセ・ひすい

4
深作欣二、左幸子、遠藤実、西江雅之らが自分史、震災、オウム、破防法、家の崩壊、文学、映画、暴力などを語る。人生の達人たちの魂の声。注目の原一男VS辺見庸、15時間激突マラソン対談併録。2009/01/01

eazy

3
対談集だが抜群に面白い。2002/12/02

Maumim

2
15年前の対談集で引き合いに出されるのは、阪神大震災と地下鉄サリン事件。そして、原子力発電の問題。 「原子力発電所にしても、何かミスがあるかもしれないということは考慮に入れてない。」 「原子力発電という文明の最先端のハードウエアと愚昧な政治の同居」。 そして、震災。 「阪神大震災のときにカダフィが『天罰だ』と言って、政府は抗議した」りしたのか。 都知事は、カダフィ大佐と思考回路が同じってことか。2011/04/18

nonpono

1
「ものを食う人々」で著者を知り読んだ95年から96年の対談集。話題はやはり、オウム真理教あたりに。深作監督、左幸子、松本サリン事件の被害者である河野義行さん、遠藤誠弁護士、、原一男監督が登場。重厚だが、どこか大人の余裕を感じる対談集。遠藤誠弁護士との悟りについての問答が興味深い。辺見さんが原一男監督に語る作家論。「作家はずるくなきゃやれないんだと思うんですよ。例えば僕のセックスを原さんに映像表現されるくらいなら、僕はやりながら原稿を書いたほうが、まだましだな。布団から手を伸ばして」。それぞれの業が滲む。2023/04/13

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