夕陽妄語

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夕陽妄語

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022556998
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

世情のゆらぎ、傾きを敏感にかぎとり、鋭いまなざしと明晰な文章で考察する。朝日新聞定評のコラムを集大成。

目次

夕陽妄語の弁
『薔薇の名』読後
敦煌所感
安危在是非
『イグナティウス・デ・ロヨラ』の余白に
『中野好夫集』再読
「若者向け」の文化について
軍拡・オモテとウラ
シャガール回顧
ミホ神社の神事
遙かなるニカラグア
日仏会議余聞
アカマタ・クロマタ
真夏の夜の(悪)夢
日伊比較事始
旅の小説三つ
’85年回顧
マラルメとプルースト
二つの映画―バルカン半島から
世論調査の天皇制
カトリック教会の役割
「いじめ」流行
所変われば
ウシュマルの遺跡で
歴史の見方
「続投」という比喩
タバコ(と酒)の害について
西遊記
「新国家主義」の年の暮れに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つばめ

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朝日新聞での連載をまとめた夕陽妄語Ⅰ〜Ⅳ久しぶりに読みかえしました。きっかけは集団的自衛権行使容認など安全保障論議の高まりです。この時に加藤周一という論客が、もうすでにいないということが、本当に残念。しばらく小説を離れノンフィクションを読む時期が続く予感。2014/06/30

Moriya Mononobeno

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加藤周一の知性と冷静さが伝わってくる。これを読むと今のジャーナリズムが声高にセンセーショナルな事のみを追いかけて物事の本質をきちんと見究めようという姿勢がまったく無いことが分かる。これからの時代、また国民はマスコミの作り上げた世論に流されようとしているのではないか?2013/12/14

torako_nov

0
1984~86のコラム。まだ冷戦中。国際社会とか軍国主義化とかに対して、限られた情報からも自分の考えをきちっと出していてまさに知識人という感じ。芸術のコラムもおもしろい。2012/03/13

シーナ

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・日本人は自国民にしか分からない文化を貴ぶ。 ・若年層は象徴天皇制移行に無関心 ・「ナショナリズム」と天皇制との結びつきが弱くなった⇔敗戦前 ・いじめ流行 いじめは子供の世界にのみ存在する訳ではない。国際間のいじめ(侵略・征伐)に日本も従う=「国際化」=「弱きを挫き強きを助ける」 ・歴史を歪曲・賛美して「愛国心」を育てる政府は正しいのか?→「文化的成熟とは、みずからを批判し、みずからを笑うことのできる能力」2012/03/13

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