無菌室ふたりぽっち (新版)

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無菌室ふたりぽっち (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022516114
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

白血病を発症した朝日新聞の経済記者。偶然、同時期にアエラ編集部のカメラマンも白血病に。同じ会社の同じフロアにいたこともあったが、知らない同士だった二人。入院を機に、互いを知り、互いを励みに病と闘う。だが運命の神様が二人の明暗を分ける。志半ばで逝った若いカメラマンの分までと、職場に戻った記者が1年後に再発。骨髄移植をすることになり、ドナーは没交渉だった弟に。さまざまな「二人」が交錯する感動の闘病記。

内容説明

記者とカメラマン。同じ会社の見知らぬ同士が、同時期に同じ病を得る。白血病―。お互いの存在を励みに闘う二人。だが、若いカメラマンは逝ってしまう。残された記者も1年後に再発する。骨髄移植に選ばれたドナーは長年没交渉の弟だった。そして…。

目次

第1章 僕とエンドーくんのこと(僕の予兆、そして宣告;エンドーくんの異変、そして宣告;それぞれの治療;移植の恐怖;生まれた子ども、未来の子ども;白血病細胞90%;職場復帰とエンドーくんとの出会い;エンドーくんの旅立ち)
第2章 続く日常の中で考えたこと
第3章 そして、僕の再発(分の悪い勝負;もうひとつの出会い;転院、それから弟のこと;骨髄移植カウントダウン;新しい命;それぞれの退院)
第4章 朝、目が覚めると

著者等紹介

今田俊[イマダシュン]
1968年、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業。92年、資生堂入社。95年、主婦と生活社入社。2001年、朝日新聞社入社。以後、「週刊朝日」編集部、編集局経済部、生活・文化編集部などを経て、19年4月から朝日新聞出版「AERAdot.」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

okatake

1
同じ時期に朝日新聞社に勤務し、同じ時期に白血病を発症した二人。 ひとりは著者、そしてもうひとりはカンボジアの健気な子どもたちの写真を撮っていた遠藤俊介ことエンドーくん。 二人の闘病を綴ったものです。 エンドーくんは、治療の甲斐なく亡くなり、著者は治癒しすでに10年以上が経過しています。 当事者であるからこその心の動きがリアルにひびいてきます。白血病になるのも運、治るのも運、亡くなるのも運。 自分たちではどうしようもない話しです。だからこそ、生きている運を大切にしていきましょう。2019/06/06

あいん

1
同じ職場で同時期に白血病になった2人の男性の闘病記。そんな煽りが気になって読了。読み出して直ぐにもう1人の闘病者である写真家を知っていることに気がついた!昔見て感動した『カンボジアの子どもたち』の著者だった!確かにあの著者が亡くなっていたことは、知っていたけれど💦表紙の女の子の瞳に映っていたカメラマンの最期を知って、また涙。白血病で闘っている全ての人に希望ある明日がきますように!2019/04/22

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