プーチンの実像―証言で暴く「皇帝(ツァーリ)」の素顔

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プーチンの実像―証言で暴く「皇帝(ツァーリ)」の素顔

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022513229
  • NDC分類 312.38
  • Cコード C0031

出版社内容情報

【社会科学/政治】救国の英雄か、恐るべき独裁者か。プーチンの評価は真っ二つに分かれる。等身大のプーチンはどのような人物なのか。プーチンと実際に接したことがあるKGB時代の元同僚や、イスラエルの情報機関の元長官などの貴重な証言をもとに実像に迫る。朝日新聞連載に大幅加筆して、待望の書籍化。

内容説明

プーチンの素顔を知る人の証言から、実像に迫る!

目次

第1部 KGBの影(ドレスデンの夜;国家崩壊のトラウマ;KGBとプーチン;人たらし)
第2部 権力の階段(初めての訪日;改革派市長の腹心;権力の階段;インタビュー)
第3部 孤高の「皇帝」(コソボとクリミアをつなぐ線;G8への愛憎;権力の独占;欧州が見たプーチン;「皇帝」の孤独;プーチンはどこに向かう)
第4部 三期目のプーチンと日本(「引き分け」の舞台裏;プーチン訪日への模索)

著者等紹介

駒木明義[コマキアキヨシ]
朝日新聞モスクワ支局長。1966年生まれ。90年、東京大学教養学部卒業、朝日新聞社入社。和歌山支局、長野支局、政治部、モスクワ特派員、政治部次長、国際報道部次長などを経て、2013年4月より現職

吉田美智子[ヨシダミチコ]
朝日新聞ブリュッセル支局長。1974年生まれ。96年、西南学院大学法学部卒業、99年、早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了、朝日新聞社入社。鳥取支局、神戸総局、大阪本社社会部、国際報道部などを経て、2014年4月より現職

梅原季哉[ウメハラトシヤ]
朝日新聞ヨーロッパ総局長。1964年生まれ。88年、国際基督教大学(ICU)教養学部を卒業、朝日新聞社入社。ブリュッセル、ウィーン、ワシントン各特派員などを経て、2013年9月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

43
朝日新聞に連載してる時からプーチン面白いなと楽しみに読んでた記事が1冊にまとまりました。しかも大幅加筆。正直ロシアのことはいつソ連からロシアになったっけくらいのお粗末な知識しかないもんで、国際情勢の難しいとこはゆっくり読んだ。こんなレベルの読者にも大変わかりやすく書かれてるし、なんつってもプーチンが面白いよ! 元KGBで人たらしの孤高の皇帝だよ! だいぶプーチンに詳しくなったので今後のニュース報道楽しみ。2015/11/26

澤水月

26
おそロシヤ検証労作今年NO.1。冒頭、柔道山下に拗ねつつ安倍誕生日を諳んじ電話。ベルリン壁壊した暴徒一人で追い払う(欧で人格形成)。森の父墓話題から懐入り本当に墓参、人たらしの危険な魅力。初め相手情報暗記に励む姿。15年3月に11日間も失踪。愛人出産?体調?火消し「完全に元気だ。握手したら相手の骨が折れる」!権力掌握時の友人ベルルスコーニ!サルコジ、森ら引退、安倍だけ友達(左右?)、冷戦勝敗の不信と武道家として双方負けぬ「引き分け」こだわり。海千山千相手インタテクも。刊行直後、薬禍のIS墜落の…続編希望2015/11/16

アン子

13
真偽のほどがわからない様な伝説?に事欠かないプーチンに個人的には魅力を感じる。人生の中で唯一、心穏やかに過ごしたのではないかと思われるドレスデンでの時、それも簡単に壊れると言う恐怖の様な物が強硬な現在に繋がっているのかもしれない。現在ロシアの愛国主義は「ロシアは誰からも恐れられなければならない、その一方で誰からも好かれたいとも考えている。恐ろしいと思う相手をどうして愛することができるだろうか」ロシアだけに言えることだろうか…権力を手にすればするほど孤独になっていくのが何とも切ない。2016/08/22

TKK

12
ウクライナ問題以降欧米諸国と対峙するようになり全体主義を強めてきた感のあるロシア、そのトップに君臨するプーチンは本来とても人好きのする魅力的な人物なようです。G8を追放されてから欧米に対し疑心暗鬼に陥っているように見えますが、世界に影響ある大国なのですし、話の合わないものを排除するのでなく対話を大切にしてほしいな・・・と個人的に思いました。混沌とした世界情勢を少しでも正確に知りたいと思い、なるべく信頼できる書籍を選んでます。2016/01/12

元気ハイター

10
大変面白い本でした。日本、ロシア、欧州、イスラエル、米国のプーチンを知る約20名へのインタビュー内容を基軸にしてプーチンという人物を深く知ろうという試みがされています。人によって受ける印象は様々で、同じプーチンかと思うほど様々な顔を持っており、器用に使い分けている印象を受けました。演技力があり、人たらし。本番に強い一方で、研究・データの暗記と用意周到。手強い人物です。プーチンからいかに言葉を引き出すか、世界中の記者が心血を注ぐ理由が分かる気がします。実力・実績に伴う、人間的な魅力が彼にはあるのです。2015/11/10

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