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首相秘書官が語る中曽根外交の舞台裏―米・中・韓との相互信頼はいかに構築されたか

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  • サイズ A5判/ページ数 399,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022511492
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

【社会科学/政治】ロン=ヤス関係を固めた日の出山荘会談を設営した総理秘書官の回想録。「手作り外交」で中・韓、アジア諸国、欧州とも関係を強化し、史上最大の成果があった中曽根外交。冷戦構造の只中、安全保障、インテリジェンス、対外経済協力等外交の現場をつまびらかに語る。

内容説明

戦後外交史の頂点ともいわれる中曽根内閣期の官邸主導外交を、事務方として担当した秘書官の回想録。近隣諸国との友好はどのように築かれたのか。

目次

第1章 外交の世界へ(一九五六‐六八年)
第2章 多極化の時代(一九六五‐七六年)
第3章 デタント後の秩序を求めて(一九七七‐八二年)
第4章 官邸主導外交の始動(一九八二‐八四年)
第5章 相互信頼を築いた中曽根外交(一九八三‐八五年)
第6章 国際国家日本の試練(一九八五‐八六年)
第7章 複雑化する国際問題への対応(一九八六‐八七年)
第8章 平和外交の挑戦(一九八七‐八九年)
終章 冷戦の終結(一九八九‐九一年)

著者等紹介

長谷川和年[ハセガワカズトシ]
1932年生まれ。東京大学法学部卒業。57年、外務省入省。情報文化局海外広報課長、アジア局南東アジア二課長、在アメリカ合衆国日本大使館参事官、在イラン日本大使館公使、アジア局審議官、内閣総理大臣秘書官、欧亜局長、アジア局長、在オーストリア大使、在オーストラリア大使などを歴任。96年、外務省を退官

瀬川高央[セガワタカオ]
1977年生まれ。北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。北海道大学公共政策学研究センター研究員

服部龍二[ハットリリュウジ]
1968年生まれ。神戸大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(政治学)。中央大学総合政策学部教授。主な著書に『日中国交正常化―田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦』(中公新書、2011年、第11回大佛次郎論壇賞、第23回アジア・太平洋賞特別賞受賞)など

若月秀和[ワカツキヒデカズ]
1970年生まれ。立教大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。北海学園大学法学部教授

加藤博章[カトウヒロアキ]
1983年生まれ。防衛大学校総合安全保障研究科後期課程単位取得退学。修士(国際関係論)。名古屋大学大学院環境学研究科社会環境学専攻環境法政論講座博士課程(後期課程)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおきなかぶ

2
とても読み応えのある記録でした。2021/07/22

トロント

1
今でこそ当たり前となった官邸主導外交の原型と称される中曽根外交は当事者達の積極的な著作活動もあって内実共に内容がよく知られてますが、事務方からの証言は意外と少なく読み応えがありました。特に外務省は当初中曽根政権に対して冷淡で陰で「半年で終わるだろう」とまで言っていたのが、著者が外務省へ復帰した発足4年後には掌返しでベタ褒めしていたのが語られている件は面白かった。

増木貴史

0
靖国参拝を見送った事のみが悔やまれる。2015/01/04

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