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なぜヤギは、車好きなのか?―鳥取環境大学のヤギの動物行動学

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022509727
  • NDC分類 489.85
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【文学/日本文学小説】苦手なヘビを見えないように袋に入れて置いておくとヤギはどうする? 鏡に映った自分に向かってヤギは角突きする? 子供がいっせいに駆け寄ると、ヤギはどうなる? 動物行動学教授兼ヤギ部顧問による、ヤギをめぐる面白エッセイ。

内容説明

柵で囲まれた放牧地から脱走して、駐車場の車を見つめるヤギたち。テレビでも紹介された日本初の“ヤギ部”顧問は、その面白い姿を見逃さなかった!ヤギの不可思議な行動のワケとは?ベストセラー『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!』の著者が贈るほのぼのエッセイ。

目次

第1話 大学に誕生したヤギ部と初代ヤギ「ヤギコ」のこと
第2話 なぜクルミとミルクの母娘ヤギは、駐車場の教員の車を一つ一つチェックするのか?
第3話 ヤギは他のヤギの行動を見て学習することはできるのか?
第4話 大学案内の表紙を飾ったヤギ
第5話 角突きをめぐるさまざまなドラマ
第6話 大雪の中のヤギたち
第7話 ヤギは発泡スチロールでつくったヤギモデルに頭突きする!?
第8話 ヤギコが思っていること
第9話 ヤギコの死

著者等紹介

小林朋道[コバヤシトモミチ]
1958年岡山県生まれ。岡山大学理学部生物学科卒業。京都大学で理学博士取得。岡山県で高等学校に勤務後、2001年鳥取環境大学講師、05年教授。専門は動物行動学、人間比較行動学。現在、ヒトと自然の精神的なつながりについての研究や、水辺や森の絶滅危惧動物の保全活動に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とろこ

70
今回も面白かった。鳥取環境大学(現・公立鳥取環境大学)の、ヤギ部のお話。動物行動学を専門とする著者が、実験をしながらヤギや生徒と交流する。タイトルは専門書のようだが、小難しくなく、むしろユーモアに溢れていて読みやすい。そして、著者が、とてもヤギを愛しているのが感じられる。私も、ヤギを含め、動物全般が好きなので、こんな大学に通ってみたかった。一口にヤギといっても、個性はそれぞれ。大学創立以来、著者と共に過ごしてきたヤギコとの別れには涙腺が緩んでしまった。写真も良かった。ヤギ、私もいつか飼ってみたい。2018/08/10

鱒子

57
図書館本。「先生」シリーズでおなじみ小林先生が、あまたの生物飼育歴の中からヤギだけを選んで書いた本。ヤギコが亡くなったのはシリーズで知っていましたが、こんな最期だったのね、一番好きな人に看取られて幸せだったね、ヤギコ。しかしながら、小林先生の写真はピンボケ率高い。この表紙もかなりボヤケてます。解像度が低いのかな。まあこれもいい味なんです。裏表紙の写真はパシッと決まってます。2018/08/27

きいち

37
おもしろかった、そして、何ともいえず温かい気持ちになる。動物行動学者である著者の、学者としてヤギの行動を解き明かしていく姿、教育者として学生たちに経験の機会を作るところ、それぞれおもしろいのだが、それを越えてとてもいいのがヤギコをはじめ一頭一頭との「たしかに心が通っている」と思えるエピソードたち。そう、心に根拠なんていらない。◇柵からの出かたを学習できるかどうかの下りがおもしろかった。同じ個体でも意欲がある時ない時でお母さんヤギのやり方をマネできるかどうかが異なる。学習意欲って、こんな源のものなんだなあ。2018/10/09

ロア

30
にっこり笑ってピースしてるように見えるこの表紙のヤギはシバコかな?かわいいなぁ(*´Д`)お耳が長〜い。さて、ヤギがクルマ好きだなんて聞いたことないんですが!?Σ(゚ω゚)て事で手に取った本書。種明かしは置いといて…。この本は、動物が大好きな小林先生のエッセイといって良いのではないでしょうか(*^^*)2015/09/24

アーちゃん

20
図書館本。鳥取環境大学ヤギ部とヤギに関わる実験と先生のエッセイと。ヤギ愛に満ちた一冊です。ヤギコが亡くなるくだりは読んでいて辛かった。この表紙もですが、正面から見たヤギさんはいつも笑顔のように見えて、非常に可愛らしい。ヤギの視覚と嗅覚についての実験がとても面白かったです。2016/07/12

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