内容説明
3.11後、日本が向かう道はどっちだ?原発・沖縄・天皇…内部と外部の問題をどう解きほぐしたらいいか。情報と思想をめぐるスリリングな対話。
目次
田母神論文の先にあるファシズム
言葉が現実を動かす
再び、日本特殊論への収斂
西松建設事件は国策捜査なのか
官僚という存在
社民勢力との対決
科学から宗教へ
天皇制というマジックワード
ねじれた理論
左右を切った“全体の代表”
政治エリートたちの集合的無意識
対米外交に見る帝国主義時代の到来
小沢一郎が送ったシグナル
二重権力と“やつらの戦い”
小沢vs.検察の見方
「友愛」には鉄の爪が潜んでいる
政権交代後の風景
「二つ目の月」と沖縄
鳩山由紀夫と菅直人
「最小不幸社会」の招待
軽すぎる言葉
特捜検察の病理
非対称なナショナリズム
国家の正義と社会の正義
ウィキリークスが内包する思想
ネットメディアは生の姿を伝えるか
新聞のわかりづらさ
決断主義という偶像
逃げる自由
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
作家・元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修士課程修了後、外務省入省。分析のエキスパートとして対ロシア外交で活躍。2002年5月、背任容疑で逮捕。東京拘置所に512日間勾留される。05年に発表した『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社、現在は新潮文庫)で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞
魚住昭[ウオズミアキラ]
ノンフィクション作家。1951年、熊本県生まれ。一橋大学法学部卒業後、共同通信社入社。社会部で司法記者として東京地検特捜部、リクルート事件などを取材。96年、社会部チームで連載し、その後出版した『沈黙のファイル―「瀬島龍三」とは何だったのか』(共同通信社、現在は新潮文庫)で日本推理作家協会賞(評論部門)受賞。96年退社。2004年、『野中広務差別と権力』(講談社、現在は講談社文庫)で講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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