ブルー・ゴールド

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  • サイズ B6判/ページ数 386p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022507877
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

水の惑星―地球。だが、人類が利用できる淡水は、そのわずか1%にすぎない。10億を超える人々が、この瞬間も飲み水にさえ困っているのだ。今や水は戦略物質となり、世界中の巨大企業が激しい獲得競争をくり広げている。そこに斬り込む弱小企業の男たち。貴重な地下水を持つ酒造メーカーを強引に買収するも、予想もしなかった妨害が入った。真犯人を暴き出すための戦いが始まる。

著者等紹介

真保裕一[シンポユウイチ]
1961年生まれ。91年『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。96年『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年『奪取』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞をW受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nyanco

73
企業小説はあまり得意ではないのですが「世界中の巨大企業が激しい獲得競争をくり広げている。そこに斬り込む弱小企業の男たち」という内容情報が面白そうで手に取りました。序盤は面白かった…のに途中から何やらもやもや~としてしまい、登場人物が多く、どんでん返しを狙っているのだろうが、あまりにもコロコロと状況が変わり過ぎるし、その割に小さなフィールドでちまちました私怨が絡んだり…と非常に読みにくかった。大きな風呂敷だった割に出てきた荷物が小さめだったのもう~~ん…続→2010/09/21

ケイ

68
今や水は貴重な資源であり、水源をめぐった利権争い、水質の確保は深刻な問題だ。ストーリーは、水の安全性の問題から入ったので、それを追求する話かと思えば、それはキッカケにすぎず、企業の絡んだミステリーだった。謎追いの面白さはあったが、冒頭の途上国で水を求める貧しい子供達と先進国の大企業的な話を読んだ後だったので、あの前振りはなんだったのかと思った。「ローカル線で行こう!」との共通したテーマとして、地方への産廃施設や焼却炉設置に関して県や国からの町や村に対する圧力があるように思う。2014/05/02

オカメルナ

48
水。当たり前に身近にあって、こんなにも大切な資源なんだよなって改めて考えながら読了。序盤はスピード感があり、薮内が伊比と田伏のどちらに付くのかと探りながら読み進められたけれど、後半からチョット失速。真保さんの筆力が失速というより、水を廻る攻防戦に私がついていけなかったのよ。2011/11/13

達ちゃん

44
途中から真相につながる糸が複雑に絡み過ぎて理解に苦戦しましたが、すっごく面白かったです。水というテーマが最後薄れてしまいましたが、それでも納得のラストでした。2018/09/25

れいぽ

35
「水脈」は金になる。だからブルー・ゴールド。読み応えたっぷりの骨太な真保さんに久しぶりに会えました!裏切りという行為にはその人物の度量が出る。しかし失敗しない裏切りは策略と呼ぶー商社の土俵であるビジネスの世界で生き抜くのは大変。アクの強い伊比をはじめ個性的なゴールド・コンサルタントの面々の仕事ぶりは時に痛快で引き込まれます。薮内の成長ぶりもいいですねー。伊比の下でどんな風に化けるのか。是非、続編をお願いしたいですw2011/03/01

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