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カイシャ維新―変革期の資本主義の教科書

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022507709
  • NDC分類 335.4
  • Cコード C0034

内容説明

株主至上主義でも、日本的ムラ社会でもない新しい会社のあり方とは。企業再生の修羅場からの“ひとり負け”日本の再建策。

目次

序章 日本はいつ20世紀の夢から覚めるのか
第1章 大発明「株式会社」は両刃の剣―世界金融危機の深層
第2章 知識集約時代と株式会社の変質―会社はモノからヒトへ
第3章 ポスト金融危機のガバナンス再構築―リアルな5つの大原則
第4章 資本主義の明日はどっちだ?―真のグローバル化とは
第5章 日本は、日本人は何をすべきか―「正解」は自分の手で
第6章 JAL破綻から学ぶべきこと―全経営者に7つの教訓

著者等紹介

冨山和彦[トヤマカズヒコ]
1960年生まれ。経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO。ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表取締役社長を経て、2003年、産業再生機構設立時に参画しCOOに就任。解散後、IGPIを設立、数多くの企業の経営改革や成長支援に携わり、現在に至る。オムロン社外取締役、ぴあ社外取締役、朝日新聞社社外監査役、財務省「財政投融資に関する基本問題検討会」委員、文部科学省科学技術・学術審議会基本計画特別委員会委員などを務める。東京大学法学部卒、スタンフォード大学経営学修士(MBA)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiro

12
リーマンショック後に、企業経営から資本主義社会の在り方の本質を問題提起した本書。企業再生のプロ・弁護士・学問好き・ケンカ論争上等の冨山氏ならでは、独壇場のフィールドかもしれない。やっぱそんなに売れなかったか〜。。笑▼企業経営の、ステイクホルダー間における株主優先の欺瞞とか、これだけロジカルに理解できたのには感謝。“企業ガバナンスの本質はステイクホルダー主権、株主は統治機関”の結論の明快さに驚く。いつもながらすごい御仁だ。2023/11/30

1
10年前くらいに読んであまりよくわからなかった冨山氏の本に最近すっかりはまり、過去の本めぐり。2010年にこの内容の本が書けるなんて、天才でクレバーすぎる。2023年を予測したような「日本は今後、圧倒的第2位の経済大国ではなくなる。世界の中で中規模の経済国になっていく」「おそらくある一点を境に、今の相対的な貧困問題は、絶対的な貧困問題(本当に食えなくて飢える)に転化する可能性が高い」鳥肌。2023/01/08

Go Extreme

1
日本はいつ20世紀の夢から覚めるのか:株式会社・資本主義はどう動く 大発明・株式会社は両刃の剣―世界金融危機の深層:20世紀の成功モデル 危ない遺伝子 結果としての強欲 バブルの種は尽きまじ 知識集約時代と株式会社の変質―会社はモノからヒトへ:知識集約型産業 知識人材 ポスト金融危機のガバナンス再構築―リアルな5つの大原則:ガバナンス論の間違い 資本主義の明日はどっちだ―真のグローバル化とは 日本は、日本人は何をすべきか―正解は自分の手で JAL破綻から学ぶべきこと―全経営者に7つの教訓:カイシャ幕藩体制2018/10/21

YayoiM

1
非常にオススメ。バランス感覚が凄すぎる。普通アメリカ留学でコンサル上がりだと、アメリカ礼賛派になる人が多いと思うのだが、冨山さんは「100年かかっても日本版シリコンバレーなんて無理。」と、アメリカと日本の強みも弱みも客観的に突き放して見ることができている。この人は第二の渋沢栄一じゃないかと思う。分かり易い語り方だが含蓄が深く、この厚さなのに内容は厚い(し、熱い)。コスパ良すぎる。社会人になる前、できれば高校生に読んで欲しい。2013/10/20

としくん

0
【P.51】先進国で所得水準が高い程、知識集約型の産業形態にならざるをえない 【P.155】米国で企業の基礎研究所の役割を代替したのが、大学と産業間の産学連携であり、そこで資金と知財の接着剤的な役割を担って貢献したのがバイドール法➡︎政府の資金援助を受けて大学が開発に成功した知的財産の権利を大学にも帰属できる 【P.179】貯蓄から投資へ向かわないのは、日本人の金融リテラシーが低いからではなく、金融資産の大半を一億総中流の時代を生きた60歳以上が持っており、余計なリスクを取らず安全運用へシフトしているから2016/08/04

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