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エッジエフェクト(界面作用)―福岡伸一対談集

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022507617
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

エッジエフェクト―それは、異なる分野の出会いが生み出す、新たな世界。各界の第一人者との対談集。

目次

エッジエフェクト―新しい生命は、界面に立ち上がる
欠落したオスと、自己完結するメス(桐野夏生)
科学の限界(柄谷行人)
生命現象における「美」(森村泰昌)
生命とは、流れているもの(小泉今日子)
細胞の破壊と再構築(鈴木光司)
科学と哲学の融合(梅原猛)

著者等紹介

福岡伸一[フクオカシンイチ]
1959年東京生まれ。京都大学卒。青山学院大学理工学部教授(分子生物学専攻)。ハーバード大学医学部研究員、京都大学助教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

27
著名人との対談集。桐野夏生、小泉今日子、鈴木光司、梅原猛など留まるところを知らずに語られている。大きく感じたのは、精神的にも肉体的にも女性の方が強く長生きしているという事実。本日発表されたノーベル賞生理学は本庶氏、著者も京大出身。頭の柔軟性を感じる。2018/10/01

キジネコ

25
38億年という時間を経験した生命のキャストとして私たち人間のオスは、便宜的に世界の多様性を担保する「動的平衡」維持のために「生み出す者たち」メスが、作り出した「遅れてきた亜種」「予め欠落を内包した」存在でした。 「欠落」を抱えたオスは只管 満たされることを本能的に求め続け、プラマイ0を目指し続ける性質を発揮します。その「動的平衡」の残滓の様な満たされぬ誤差・ゆらぎの集積が生み出すエントロピーは一方で世界を動かす動力として機能し、一方で加速する世界の「破壊」と「収束」の不気味なリズムを刻み続ける。つづき☛2014/01/01

村越操

19
動的平衡を語り尽くした、生命をめぐる対談集。「細胞と同様に、どこかに旅すれば自分の存在意義が見つかるように思うけれど、結局は、他者との関係性のなかでしか自分の役割はないのです」「科学はwhyには答えられないのです。「こんなふうになっています」というhowは記述できても、「なぜ細胞はこういう仕組みを作っているのですか?」というwhyを語ることはできないのです」「延命ということだけを考えていると、人間はみな死ぬということを忘れてしまう。まるで『死ぬのは病気だから、治療せよ』と言わんばかりの考えがある」2014/03/22

大阪のきんちゃん2

11
以前「動的平衡」の著作を読んでその哲学的考察に感銘を受けた氏の対談集を見つけました。 異業種の人々との「界面活性」を目指したもので大変興味深いものでした。 ①ES細胞とがん細胞は紙一重、 ②環境問題対策のからくり?温暖化とエネルギー政策の欺瞞、 ③内側の内側は外側、 ④生命は分子の流れ、 ⑤うまい(旨い?上手い?)の先に素敵なことはない、 ⑥生命現象は細胞レベルでは破壊と生成!? ⑦草木国土悉皆成仏・・・ 話の内容には濃淡があるような気もしますがとても示唆に富んでいます。 そんなに難しくないのでオススメ。2022/05/23

あいくん

6
☆☆☆☆福岡伸一さんの対談集です。桐野夏生さん、柄谷行人さん、森村泰昌さん、小泉今日子さん、鈴木光司さん、梅原猛さんの6人です。 2010年に出た本ですからこの間に故人になった方もあります。 桐野夏生さんの「女神記」は古事記を題材にしているそうです。 イザナギイザナミの物語は呪いや恨みの始まりではないかという考えは理解できます。 決して睦まじい男女の愛ではありません。 林芙美子のことを描いた「ナニカアル」は読みました。2017/04/16

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