内容説明
宮崎からの刺客、マンゴーの出現にメロンはどう立ち向かうか。ビールをお燗、冷やし中華電子レンジ調理法…。ニッポンを覆う閉塞感を打ち破る何かがここにある。
目次
独活さんの人柄
「シュラスコ」食べてみたら
「あんスパ」の野望
アスパラはガスがないと…
カニ玉家の興亡
豆腐、噛んでます?
こまごまと胡麻
軽く生きたいピーマン
穴子かわいや
韓国海苔とわたし〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
79
2007年から2008年にかけて週刊朝日に連載されたエッセイ集。いつもどおり食の考察を人間側、食物側の視点からあるときは自虐的に、またある時は哲学的に、またある時はドキュメンタリータッチだったり色々笑わせてくれる。どれも外れがないけれどあえて選べば、他の丼モノと比較しながら食べる「幸せの黄色い親子丼」、佃煮だけで暮らせるという著者「佃煮を擁護する」、私の好きなセロリを論じた「セロリの憂鬱」など。それにしてもよくネタがあるなあ・・2017/07/16
夜兎
7
どうしてくれよう。こんな時間なのに、空腹…。大人しく寝ます。あー、ラーメンと豚肉の生姜焼きが食べたいなー。2012/09/23
樹999
7
クリスピークリームドーナツとかインスタントラーメン専門店とか、当時の最新ネタが盛り込まれていて面白かった。自分と反する主張が書かれていてもなぜか笑ってすんでしまうから不思議。力の抜けた文体が好きです。2010/06/22
もぐもぐチョビたん
5
シリーズ29冊目☆メロン食べたい(*´д`*)甘いの食べたい。親子丼の話のトロフワでゆやーんゆよーんの中也状態に笑った。親子丼もなかなか作らないなぁ。2012/07/26
ノックアウト
5
3分の1くらいの共感が面白い本。絵柄には世代間を感じるがわりと最近の本なんだよな。2010/01/28