内容説明
強く生きなくても人生には素敵なことがたくさんあります!いま、頑張りすぎている人へ―心の専門家が贈るすり減った“心のエネルギー”を取り戻す一冊。
目次
第1章 自分に自信がつくヒント(「まじめでおとなしい」と言われる;ずっと自分に自信が持てない ほか)
第2章 相手ともっと上手く話すコツ(あの人が言ったひと言が許せない;過去の発言が今でも恥ずかしい ほか)
第3章 これから恋愛で失敗しないために(好きな人と友だちで終わってしまう;誰とも結婚できないかもしれない ほか)
第4章 意志が弱い自分を変えたい(何をやってもすぐに挫折してしまう;買い物がやめられない ほか)
第5章 素敵な毎日を過ごす方法(自分の外見に自信が持てない;家族関係に恵まれない ほか)
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
精神科医・立教大学現代心理学部教授。1960年北海道生まれ。東京医科大学卒。学生時代より雑誌等に寄稿。その後も臨床経験を生かして各メディアで社会批評、文化批評、書評など幅広く活躍し、現代人の“心の病”について洞察を続けている。専門は精神病理学だが、テレビゲームなどのサブカルチャーにも関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
52
弱い強いの厳しい目線、そう言えば強さっていったいなんだろう。自信とは何だろう。ありのままの自分を肯定できるところにしか自信も強さも生まれないのだとしたら自分が思い込む弱さの概念そのものを好きになり肯定することでしか逆説的ではあるが強くなれないということなのである。ところどころうなづける。2016/06/25
藤月はな(灯れ松明の火)
41
これまでないくらいに人から見た自分を考える内にグルグルと考え込むことが多くなっていって内心では焦燥に駆られていた時に見つけて読みました。「真面目」と評されて上手く、喋れないので「だらだら過ごす日も必要」とか「ちょっとしたことでもあなたの自信となる」、「変わらなくてもOK」とかの本当は欲しかった言葉で心が楽になることもありました。特に家族への蟠りでの発想の転換は色々、考えさせられます。2014/04/02
sugarpon
5
要領が悪くて、いつも損ばかりしている…と感じている私にとっては、とても救いのある本。2014/08/01
Twakiz
3
まじめで,優等生・秀才タイプで・友達いなくて・・のタイプでいろいろとウジウジ悩んでしまう自分に見出しがフィットしたので読んでみた.有名精神科医師の処方箋.「まじめでおとなしい」と言われる,「気分の浮き沈みをなくしたい」「表面的な話かできない」といったような悩みから体調を崩す患者さんへの意見やアドバイス...ううむ,やっぱり,自分のように妬みやひねくれ(いじけ?)のような自損(自尊ではなく)感情がすぐにたまってしまって体調を崩してしまうタイプというのは出てこなかった.「弱くてもいいのでは?」には,救われる.2016/05/19
ここは
3
自分の思考のクセみたいなものがずばり出てきて、あるある→なるほど考え方をそう変えればいいのか、と納得。香山さんのカウンセリングを受けたいなあ~。2013/12/14