卜部日記・富田メモで読む人間・昭和天皇

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022504036
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0021

目次

第1章 昭和天皇 永世現役への執着と不安
第2章 昭和天皇 修羅場を勝ち抜く強さ
第3章 昭和天皇 母の呪縛
第4章 昭和天皇 沖縄へのこだわり
第5章 取り巻く宮中の人々
第6章 昭和天皇 個人としての横顔

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
作家。1930年生まれ。東京大学文学部卒業。文藝春秋入社。「文藝春秋」編集長、専務取締役などを務め、94年退社、文筆活動に入る。「歴史探偵」としても活躍

御厨貴[ミクリヤタカシ]
東京大学先端科学技術研究センター教授。1951年生まれ。東京大学法学部卒業。同助手、ハーバード大研究員、都立大法学部教授、政策研究大学院大学教授を経て、2002年から現職。専攻は政治学・日本政治史

原武史[ハラタケシ]
明治学院大学教授。1962年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程中退。専攻は日本政治思想史。87~88年、日経新聞社会部記者として宮内記者会に一時所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

CTC

2
08年朝日新聞社刊、現在は重版未定状態か。06年の〔富田メモ〕の日経による“発見”、07年の朝日による『卜部日記』と文春による「小倉日記」の発表を経た後の、半藤一利・御厨貴・原武史の各氏による対談。“人間・昭和天皇”を題材にしているので、これら新資料はもとより、あらゆる資料を基に、宮中改革、貞明皇后や弟宮らとの関係、沖縄、宮中の人々との関わりなどを記す。例えば三島由紀夫と昭和天皇の関係、殊更三島死後に祭祀への向き合い方が変わったような様子が、『卜部日記』の記述から垣間見られるなど、大変興味深いものだ。2016/01/26

石光 真

1
面白すぎる。昭和天皇は結構おしゃべりだったし、戦略的にも動ける人だった。あ、そう、はカモフラージュ。生物学者でもある陛下の生存本能。マッカーサーと一対一でやれちゃった人だよ。 空襲下でも、御研究所がやられても、ご研究は続けた。精神衛生法なのか、骨がらみの研究者なのか。 母貞明から魔女今城誼子を経て香淳皇后にまで及ぶ神がかりカルトとの科学者の闘い。 摂政を立てられて押し込められる危険、貞明秩父宮ライン、近衛仁和寺ライン。 宇佐美長官による徹底した非政治化。富田長官を支えたのは昭和天皇その人。 2023/03/23

yoko matsuoka

1
世界史選択かつ選択した日本史は世界史担当による日本史Aだったので(つまりほとんど世界史近現代)戦後史に疎いという自覚のもと最近なんとなく昭和天皇関連の本を読んでいる。こうした第一級史料を解説した本を読むと歴史を生々しく感じられてゾクゾクする。今度は参考文献を片っ端から読んでみるのもいいかも。2012/09/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/311332
  • ご注意事項