母に歌う子守唄―その後 わたしの介護日誌

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  • サイズ B6判/ページ数 225p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022503985
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

花いっぱいにして、母を見送った。7年の介護は、慟哭と憤りとそして、不思議に穏やかな充実の日々だった。

目次

メモリの夏
ふふふ
誰に会いに行く?
あきらめない
涙の規制緩和
昨日の安心、今日の不安
受けとることば
お・か・よ・う?
もうひとつの口
崖っぷちの回復〔ほか〕

著者等紹介

落合恵子[オチアイケイコ]
1945年生まれ。作家。執筆と並行して東京・青山、大阪・江坂に子どもの本の専門店クレヨンハウス、女性の本の専門店ミズ・クレヨンハウス、オーガニック市場やレストランを開設。幼児教育月刊誌「クーヨン」発行人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぼんくらぼん

15
二冊目。前作では「おかえり」の言葉を聞きたくて、帰宅すると母親の枕元に声をかけていた著者。でも、その言葉もなくなって、食事も胃ろうになって、母の思いを想像するしかなくなっていく日々。微笑んでいる「ような」、視線をむけている「ような」・・・。落合さんは、ほんとにやさしい人だと思う。そんな娘に見守られて、お母さんは幸せだったと思う。2016/10/02

wakaba

2
落合恵子さんの文章って、本当に優しいなぁ…心が何度も揺さぶられ洗われました。近い将来、『介護する側になるかも知れない娘』としての視点、『介護される側になるかも知れない母』としての視点、また『社会的に弱い立場の人と接する機会の多い職業に携わる者』としての視点から読みました。心にずっしり来ました。親孝行、たくさんしよう。2014/01/25

pantyclub

0
著者のエッセイはとにかく優しい。題名の通り心が温まる内容。介護の大変さよりも母親への愛を感じる。母子家庭の絆の強さが良く表れている。著者の魅力をたくさん感じられる本です。最期は頑張らなくて良いとはなかなか言えない。介護の難しさ、人間の尊厳など。介護後は一生、後悔を背負い続けることになる。間違い無く、オススメの本です。2022/10/13

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