目次
マドリード周辺(悲惨のカスティーリャ;劇的な酔っぱらい;はるかな「征服」;超心理学;ヨーロッパの異端児 ほか)
ポルトガル・人と海(リスボン特急;ポルトガル人の顔;国境の駅;リスボンの駅;リスボン第一夜 ほか)
著者等紹介
司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
1923年大阪府生まれ。大阪外事専門学校(現大阪外国語大学)蒙古科卒業。60年『梟の城』で直木賞受賞。75年芸術院恩賜賞受賞。93年文化勲章受章。96年死去。主な作品に『国盗り物語』(菊池寛賞)、『世に棲む日日』(吉川英治文学賞)、『ひとびとの跫音』(読売文学賞)、『韃靼疾風録』(大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tadashi_N
34
スペインとポルトガルは、近いのに大きく異なる。意外に内省的。2018/06/13
barcarola
7
南蛮編その2。スペインはともかく、ポルトガルについての知識をほとんど持ち合わせていなかったことにあらためて気付く。2022/12/30
がんぞ
5
「日本における大航海時代の影響を源流の地で感じたい」禁教以前の安土桃山時代には南蛮文化は大流行していた。吉利支丹と書いた/石造の建造物は数百年の時を経て今も使われている、イスラムからユダヤ教寺院など用途は変われど/前の「22」は、同じくバスク人で一身を日本に捧げ日本語の著作も多いカンドウ神父は、出家するとき父親に「仕方がないさザビエルのバイキンが憑いたんだから」と言われた、謙虚で口外したことはなかったが生家の隣がザビエルの父系の在所(彼も毎日見ただろう古い古いプレートがあった)と判明するという小説的展開/2022/02/08
春ドーナツ
3
誰も読んでいないと、「まだ読書した人はいません」って表示されているのをご存じですか。本は有限なものだけれど無限にあります。以前、このメッセージを目の当たりにしたのが、いつで何の本だったのか、まるで記憶にありません。こういう場に出くわすのは、ちょっぴりうれしい体験だったりします。私しか読んでいないという記録が破られる日が来ることを願って終わりにしたいと思います。2016/01/24