青い海をもとめて―東アジア海洋文明紀行

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022500663
  • NDC分類 292.09
  • Cコード C0095

内容説明

すべてが生まれ、すべてが生きる、海からの旅の物語。海を通じてつながってきた東アジアの人々。オホーツク海、日本海、東シナ海、南シナ海の四つの海を基点にした旅から浮かび上がる、私たちの過去・現在・未来。

目次

碧海―受難の島、幸せつかむ海女
縁海―海峡に消えゆく犬ぞり
氷海―ガスに沸くサハリン
鎮海―日中韓、海洋と大陸の葛藤
連海―マラッカ海峡6ノット
浅海―中国潜水艦を追って
展海―世界市場へ向かう波頭
寧海―唐への憧れを映す観音像
玄海―古代の記憶が波打つ島
上海―揚子江河口、海葬の朝
出海―華僑の里に蛇頭の拠点
台海―大陸は干潟の向こう
礎海―石に刻まれる戦争の記憶たち
望海―国境の終点、日本海はるか
鉛海―万景峰号、過去の重み
苦海―不知火海、舫の船出
四海―アジアの海洋文明をつくる

著者等紹介

船橋洋一[フナバシヨウイチ]
朝日新聞社コラムニスト。1944年、北京生まれ。東京大学教養学部卒業後、朝日新聞入社。米ハーバード大学ニーメンフェロー、朝日新聞社北京特派員、ワシントン特派員、米国際経済研究所(IIE)客員研究員、アメリカ総局長などを経て、現職。この間の報道、執筆で、ボーン・上田賞、石橋湛山賞、日本記者クラブ賞などを受賞。現在、米ブルッキングズ研究所特別招請スカラー。東京大学公共政策大学院客員教授。法学博士。著書に『内部―ある中国報告』(サントリー学芸賞)、『通貨烈烈』(吉野作造賞)、『アジア太平洋フュージョン』(アジア太平洋賞大賞)、『同盟漂流』(新潮学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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