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出版社内容情報
【芸術生活/コミック劇画】奇々怪々な人々が棲息し、摩訶不思議な事件が頻発する胃の頭町を舞台に、女子高校生コンビの栞と紙魚子が大活躍。諸星大二郎の異色シリーズの新装版を全4巻で刊行。各巻に単行本未収録のシリーズ読み切りを収録。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
33
バラバラ殺人が起きて、その生首をひろってきてしまう女子校生って…しかも、生首の飼い方の本を読んで水槽でその生首を飼育。いやいやいや、1話目からこれではこの先も当然、そうなるよねという振り切れ方がスゴイ。続きも読みますとも2015/02/26
しましまこ
18
また買っちゃった。おっきいのも文庫も持ってるのに、新作読み切り収録には抗えない(笑)。何でこんなに面白いんだろ?大一話から虜です。『生首事件』生首拾って押し入れでこっそり飼っちゃう。厭きたら川に放流!女子高生、栞と紙魚子の楽しい毎日、二人でよく死にかけてます。強烈なクトルーちゃんとその母、ムルムルにヨグ。楽しいよ~!一番の衝撃は猫のボルスの擬人化!!目から鱗、6歳オス太った猫はこうだよね~(笑)。2014/11/08
緋莢
16
「もう少し驚いたら?」、「あんたが驚くなって言ったんじゃないの」古本屋の娘・紙魚子は、同級生の栞から相談したいことがあると言われる。栞の家に行った紙魚子は、クーラーボックスに入れられた生首を見せられ…諸星大二郎=ホラー作家というイメージがあり、この『栞と紙魚子』に関しても、先にアンソロジーで「殺人者の蔵書印」(この巻にも収録されています)を読んでいて、怖かったので、そのイメージで読み始めたのですが…(続く2024/01/10
アズル
13
新装版をまんだらけで全巻、本編の後に新作読み切りがあるため買っておきました。2016/09/09
T.Y.
6
旧版は読んでいたが新作目当てで手に取ると面白くて一気に読んでしまった。胃の頭町を舞台に栞と紙魚子の女子高生コンビが毎回怪事に出会う。ネタの考証などにはこだわらない怪談・ホラーのパロディ系でギャグ度高め。生首を拾ってきて水槽で飼い、中年のオッサン猫が人間に化け、幼女クトルーちゃんがテケリ・リ。モラルとか何でこんなのがいるのかとかは気にしない、全編そんな感じ。怪奇が自然と存在しているお伽噺的世界。結局描き下ろし新作は数ページだけだが生首事件の続きとは。概ね満足。2014/12/19