岩波アクティブ新書<br> 自分で調べる技術―市民のための調査入門

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岩波アクティブ新書
自分で調べる技術―市民のための調査入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 199p
  • 商品コード 9784007001178
  • NDC分類 002.7
  • Cコード C0204

出版社内容情報

書籍や雑誌記事の探し方,資料や統計データの集め方,デジタル記事検索の方法,フィールド調査,メモ術,聞き取りのテクニックなど様々な情報収集・整理のノウハウを徹底的に紹介.行動派学者による現代版・知的生産の技術.

内容説明

資料を調べる、データを探す、フィールドワークに出る、プレゼンテーションをする―行動派社会学者の情報収集・整理のノウハウ。

目次

1 市民が調査をするということ(自分たちのことは自分たちで決める;調査は難しくない ほか)
2 資料・文献調査(資料・文献調査とは?;雑誌記事・論文を探す ほか)
3 フィールドワーク(フィールドワークはなぜ必要か;フィールドワークは立体的 ほか)
4 まとめかたとプレゼンテーション(1つ目の“一覧化”=フォルダにまとめる;2つ目の“一覧化”=カード化とキーワード化 ほか)
5 最後に―市民調査を組織しよう(市民調査を組織する;ノウハウの相互交流 ほか)

著者等紹介

宮内泰介[ミヤウチタイスケ]
北海道大学大学院文学研究科助教授(環境社会学)。1961年、愛媛県に生まれる。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。ソロモン諸島、北海道、沖縄で、環境、生活、移民の調査を行うとともに、NPO法人さっぽろ自由学校「遊」の運営スタッフとして、市民活動を続ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kana

15
何かを知るには、調べ方を知っていることと、調べて出てきた結果を理解する能力が前提として必要だ。とすれば、もっと幅広い調べ方を取り入れればより多くの知識に触れられるのでは?という考えから手に取った。文献、フィールドワーク、まとめ方等、それぞれの方法についてポイントが書かれている。ただ、内容が古い。bk1はhontoになり、MDの役割はICレコーダーが担っている。調査結果だけでなく、調査方法も時代と共に変わりやすい。皮肉にもそれを、本書をもって体験した。2019/12/28

ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き

6
図書館本。素人が自分で調査をする時のアドバイスとして、かなり参考になる内容だ。出版されてから多少時日が経っているので参考URLなどが古いことは否めないが、電子出版もされているようだし、購入して手許に置くのもよいかも知れない。2012/07/23

Sleipnirie

5
専門家・学者・メディアじゃない一般市民が自分で調査する方法。 図書館・本屋・ネットなどによる資料の集め方(印刷物とネットの情報の違い)、聞き取り調査の時のメモや録音の仕方、それらデータのまとめかた。 2004年に出た本だけど(久しぶりに聞いたぞ、MDって)、基本的な方法は現在使えるんじゃないか。2017/06/12

ちぃ

3
そんなに古い本じゃないのに情報収集の仕方がものすごく変わったなぁ、と驚いた。学生のとき、今当たり前に使ってるツールがあればなぁ。書籍探しの方法は参考になった。2016/03/22

Nさん

2
市民のための調査入門、なぬなぬ!と手に取る。著者はフィールドワークを軸に地域を研究する社会学者。紙媒体やネットの基本的な文献への当たり方、行政資料や現地でのフィールドワーク(聞き取りや参与観察など)の解説を行う。その他、収集したデータの管理法など細やかなアドバイスも。調べたい対象の分野にも寄るが、文献や資料を調べることと、現地での自分の足を使った調査、この複眼的な取り組みが立体的な理解(まとめ)への助けになるのだろう。一つの調査から足りないもの(仮説の検証に必要なもの)が見えてくる。この繰り返しが大切。2018/04/27

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