出版社内容情報
戦後生まれが7割を超える今日,あの六十数年前のアジア・太平洋戦争の記憶は,どうすれば受け継ぐことができるのか.沖縄戦,東京大空襲,戦艦大和,原爆,在韓日本人妻,シベリア抑留…….庶民や兵士の被害・加害の苛烈な体験を総力取材し,戦争の全体像に迫る.大反響を呼
内容説明
戦後生まれが七割を超える今日、あの六十数年前のアジア・太平洋戦争の記憶は、どうすれば受け継ぐことができるのか。沖縄戦、東京大空襲、戦艦大和、原爆、在韓日本人妻、シベリア抑留…。庶民や兵士の被害・加害の苛烈な体験を総力取材し、戦争の全体像に迫る。大反響を呼んだ大型連載をもとに、その後の取材を加えて大幅増補した。
目次
沖縄戦
集団自決と日本軍
「差別」の島
原爆投下
東京大空襲
山の手空襲
空襲と「戦争受忍論」
キリスト教徒弾圧
サイパン陥落
回天特攻
大和沈没
加害と向き合う・中国編
加害と向き合う・韓国編
東亜同文書院
シベリア抑留
満洲棄民
南方戦の傷跡
米兵になった日系二世
BC級戦犯
日本人「逃亡兵」の記録
近衛家の嫁
戦時下の記者、その後
語り継ぐ意志
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nnpusnsn1945
39
複数のテーマに沿った、東京新聞の戦争体験談を纏めたもの。戦争について学びたいなら、本書の関心を持った主題から調べていくと良い。個人的には、インドネシア残留日本兵の箇所が印象に残った。兵士の孫が日本で働いているが、生活が苦しいそうだ。「大東亜共栄圏」は未だ残っているのだろうか。2021/02/10
Kenta Kojima
2
生存されている方の人生をインタビューメインに太平洋戦争を時系列で追っています。元々東京新聞のコラム欄に載っていたものを本に刷ったもののようです。 悲惨さは生々しいです。
s2013253
1
(AAA)一つ一つは短いが,多くの戦争体験談が掲載されている。沖縄戦に始まり,空襲,東南アジア,シベリア抑留などその視点は非常に多い。読みにくさもなく,今一度戦争を見直すのに役立つ一冊。2013/07/09
ポッキー
1
40年位前には夏休みの時期に毎日TVでやっていたような内容。そういえば、最近はほとんど見ないが、夏休みがなくなったせいなのか番組自体がないのか。どうやら後者のようです。2011/08/22