• ポイントキャンペーン

岩波現代文庫
宋家王朝〈上〉―中国の富と権力を支配した一族の物語

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 386p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006031961
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0123

出版社内容情報

激動の中国近代史を生きた靄齢、慶齢、美齢の宋家三姉妹。海南島出身の父の生い立ちから始め、孫文、蔣介石らとともに歴史の舞台にかけのぼり、中国の命運を支配した宋一族の興亡を描く。新原稿「宋家王朝の終焉」を付す。

内容説明

激動の中国近代史とともに波瀾の人生を歩んだ靄齢、慶齢、美齢の宋家三姉妹。「一人は金を愛し、一人は権力を愛し、一人は国を愛した」。上巻では、十九世紀末、海南島出身のチャーリー宋が米国に渡って教育を受け、帰国後に財をなし、孫文のスポンサーとして革命に関わりをもったことから、その子供たちが辛亥革命に始まる時代の渦に巻き込まれる過程を描く。

目次

1 チャーリー・宋の伝説(流浪する「天朝」の民;宋家王朝の幕開け;孫文と革命家たち;理財の人チャーリー ほか)
2 右派が乗っ取った革命(蒋介石の登場;踊る熊・ソ連の進出;「革命いまだ成らず」;青幇の陰謀)

著者等紹介

シーグレーブ,スターリング[シーグレーブ,スターリング][Seagrave,Sterling]
1937年生まれ。ビルマ、中国、インドで成長し、米国で教育を受けた。ワシントン・ポスト外報部次長を経てフリー。タイム・ライフ・ブックスの編集者もつとめた

田畑光永[タバタミツナガ]
1935年東京生まれ。東京外国語大学中国語科卒業。東京放送に入社し北京・香港特派員を歴任。その後、神奈川大学教授をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

27
海南島の客家、華僑のチャーリー宋がアメリカへ渡るところから始まる。アメリカ西部は苦力が既に労働力を確保し、経済摩擦から差別を受けていたが、1880年代の東部、中国人はまだ珍しく、キリスト布教熱心相まって、高い教育を受けて布教の尖兵として、中国へ送り返された。父が秘密結社の親分となり、チャーリーの幅広い人脈構築と商才、野望によって、10年もせず、布教から商売、革命支援と転換し、孫文、蒋介石とつながり始める。娘三人は豊かな経済、人脈の中ですくすく成長していく。2021/11/01

芋煮うどん

3
ずいぶん前に買った積読本。 権力へのうごめきが、実に楽しい。下巻に期待2016/04/22

muko1610

0
★★★2010/09/29

papahaba

0
台湾国民党の正統史を根底から覆す暗黒史。2018/10/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/331747
  • ご注意事項