岩波現代文庫<br> 獄中記

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岩波現代文庫
獄中記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 550p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006031848
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

単行本の書き下ろし150枚を加えた決定版!
511日間勾留された異能の外交官は、カフカ的不条理の中で、いかなる思索を紡いだのか。哲学・神学的に問う62冊のノート。文庫版のための新稿では、小沢秘書逮捕は「国策捜査」かどうかに論及。独房の「所内生活の心得」を初公開。

内容説明

微罪容疑によって逮捕、接見禁止のまま五一二日間勾留された異能の外交官は、拘置所のカフカ的不条理の中で、いかなる思索を紡いでいたのか。哲学的・神学的問いを通して難題に取り組んだ獄中ノート六二冊。文庫版書き下ろしの新稿では小沢氏秘書問題を独自分析。また、独房の「所内生活の心得」を初公開する。

目次

第1章 塀の中に落ちて―二〇〇二年五月二〇日(七日目)から七月二八日(七六日目)まで
第2章 公判開始―七月二九日(七七日目)から九月二七日(一三七日目)まで
第3章 獄舎から見た国家―九月二八日(一三八日目)から一二月三一日(二三二日目)まで
第4章 塀の中の日常―二〇〇三年一月一日(二三三日目)から六月一五日(三九八日目)まで
第5章 神と人間をめぐる思索―六月一八日(四〇一日目)から八月二八日(四七二日目)まで
第6章 出獄まで―八月二九日(四七三日目)から一〇月九日(出獄後一日目)まで
付録

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
在英日本国大使館、ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、95年より外務省本省国際情報局分析第一課。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。05年2月執行猶予付き有罪判決を受け、現在上告中。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(毎日出版文化賞特別賞、新潮文庫)『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、新潮文庫)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

389
タイトルの通り終始暗い雰囲気だが、著者の来し方を考えたり、読書をしている所を見ると拘置所や刑務所って人生を振り返る場所なんだろうなと思った。私も犯罪はしないが、こういう集中出来る場所、環境を持ちたいな。2017/04/18

ehirano1

94
4~5年ぶりに再読。本書がきっかけで「太平記」に興味を持ち「新太平記(山岡荘八)1~5巻」を通読したのを思い出し、そろそろ読み返そうか別著者の太平記を読もうか思案し始めました。一方、今回の再読では灰色のユーモア」についての言及があり、当方がここ1~2カ月「ユーモア」について思索を巡らせているのもあって当該書を読んでみたいと思ったら何処にも売っていないようですね・・・2016/10/22

ehirano1

69
著者は「日本人はなぜすぐに謝るのか。それはほんとうは悪いと思っておらず、誤れば許してもらえると甘えているからだ(p103)」と“吾輩は猫である”から引用し国策捜査を考察しています。当方は職場において考えてみました。確かになんでもかんでも直ぐに誤ってくる部下にはなんだか違和感を感じています。その違和感の正体はこれだったのですね、ぐぬぬ。2017/03/12

ニッポニア

55
はい、面白いですね、拘留されている佐藤氏の日記ですね。政治抗争に巻き込まれての逮捕拘留ということです。まあ、この文章を書く人がどうして捕まることになったのか、記録として残すために戦う、とのことでした。その眼光はあくまでも鋭く、アイスクリームを楽しみにする無邪気さ、ひたすら勉強をすることの楽しさを十二分に感じつつ、これが人間、佐藤優じゃい、という感じ。自由に読書ができる幸せを忘れてはいけない、と感じさせる手記です。2023/01/31

100

53
佐藤優氏外交三部作、エピソード3。 塀の中日記的な内容を創造していたら、そこは2割くらいで事件の分析やら裁判対策、弁護団へのレクチャーやらでなかなか濃ゆく、拘留直後の混乱から月日と共に徐々に落ち着きを取り戻す様が文章ににじみ出ており生々しい。 学者と政治家の差は向かうべき理想を追求するか、中近距離の利益を優先するかに現れると思うが政治家による急激な方向転換の犠牲になるメカニズムが明らかにされている。2021/11/08

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