岩波現代文庫
じゃぱゆきさん

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  • サイズ 文庫判/ページ数 398p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006031213
  • NDC分類 368.4
  • Cコード C0136

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatayan

30
単行本は1985年刊。じゃぱゆきさんとは、東南アジアから日本に出稼ぎにやってきた娼婦を称する言葉。著者は日本やフィリピンの盛り場を訪ねながら、現地の女性を日本に斡旋する地下組織に肉迫。入国管理局の内部で職員と女性が関係していた事実を、適度に毒を盛った文章で追いかけます。国が貧しいとき娼婦は貴重な外貨の稼ぎ手。しかし経済が発展すると過去の日本と同様に見えない存在に。そこにあるのは、人身売買に携わる人が社会で差別を受けている弱者であるという現実。著者が女衒の独白に自らの半生を重ね合わせる場面は心を打ちます。2019/06/04

ymazda1

2
入管と興業ビザのことだけは、他のこの手の本ではあんまし書かれない内容だからか、今でも頭の中に残っている・・・いま、試しにネットで検索してみたら、「外国人の興業ビザ取得を代行します」みたいな法律事務所とかのHPがけっこう引っ掛かる・・・「先生」と呼ばれる方々の食い扶持でもあるのか。。。根深い。。。

Tomomi Hori

1
疾走感のあるタッチがよかった。真摯に対象者と向き合う姿勢に学ぶところも。やっぱり名作だな。2014/02/10

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