岩波現代文庫<br> 高群逸枝語録

岩波現代文庫
高群逸枝語録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 375p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006030285
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0136

出版社内容情報

日本女性史学の最初の1頁を独学で拓いた高群逸枝.「世間並み,この言葉,呪われてあれ」と家制度を強烈に批判し,母系制原理の論証を試みた彼女の学問と,波瀾に富んだ人生とを語録で跡付けた,1つの女性史入門.

内容説明

高群逸枝は、昭和初期から戦後にかけて、女性史学の最初の一頁を独学で拓いた。「世間並み、この言葉、呪われてあれ」と家制度を強烈に批判、母系制原理の論証を試みた彼女の学問と、詩人・アナキスト評論家として活躍ののち主婦の苦悩も抱えた波瀾に富む人生―。これらを語録で跡付けた、一つの女性史入門。

目次

1 学問(女性史の意義と目的;多祖;婿取;性の商品化;家父長制)
2 人生(巻頭に(『恋愛創生』より)
新女性主義の提唱―結婚制度と強権教化
婦人戦線に立つ
性における強権主義の敗北
家庭否定論
世の醜男醜女に与う―美醜闘争論
女性から見た男性
出発の哲学
新しい女教員の立場(抄)
路地裏の気
家出の詩
誓い)

著者等紹介

鹿野政直[カノマサナオ]
1931年大阪府生まれ。早稲田大学文学部卒業。元早稲田大学教授。著書に『婦人・女性・おんな』『近代日本の民間学』『資本主義形成期の秩序意識』など

堀場清子[ホリバキヨコ]
1930年広島県生まれ。早稲田大学文学部卒業。詩誌『いしゅたる』主宰。著書に『わが高群逸枝』(橋本憲三と共著)『青鞜の時代』『禁じられた原爆体験』など。二人の共著に『高群逸枝』『祖母・母・娘の時代』など
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