内容説明
「手のひらを太陽に」の作詞者でもある戦中派の作者が、自身の風変わりなホップ・ステップ人生を語る。銀座モダンボーイの修業時代、焼け跡からの出発、長かった無名時代、そしてついに登場するアンパンマン―。手塚治虫、永六輔、いずみたく、宮城まり子ら多彩な人びととの交流を横糸に、味わい深い人生模様が織り上げられていく。
目次
起の巻 マンパンマン以前史(故郷の空;貧乏坊ちゃん ほか)
承の巻 アンパンマン創成期(ツッパリ社員;三越の包装紙 ほか)
転の巻 アンパンマン盛期(三つの出発点;幼児という批評家 ほか)
結の巻 アンパンマン未来期(平成の夜明けと奇跡の出発;アンパンマンの勲章 ほか)
著者等紹介
やなせたかし[ヤナセタカシ]
1919年2月6日高知県生まれ。41年徴兵されて中国で宣伝ビラ(伝単)を作成。46年高知新聞入社。47年三越宣伝部入社。53年漫画家として独立。73‐2003年「詩とメルヘン」の創刊から編集長をつとめる。73年最初の絵本「あんぱんまん」刊行。88年「アンパンマン」のアニメ化。09年キャラクター数一七六八でギネス認定。2013年10月13日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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