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岩波現代文庫
権力政治を超える道

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  • サイズ 文庫判/ページ数 501p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006003272
  • NDC分類 319
  • Cコード C0131

出版社内容情報

権力政治は世界が直面している問題の解決にならない。これに代わる構想と展望を市民の視点から追求してきた著者の論考を厳選。

内容説明

権力政治は、現代の世界が直面している問題の解決にならない。著者は、権力政治に内在する矛盾を直視し、これに代わる構想と展望を市民の視点に立って追求してきた。一九五九年論壇デビュー作「中立日本の防衛構想」をはじめとして、「ウィーン体制の精神構造」から「近代としての核時代」まで、代表的論考十五篇を厳選して一冊に収めた。

目次

ウィーン体制の精神構造―メッテルニヒ
中立日本の防衛構想
平和運動における心理と論理
権力政治を超える道
軍事化/軍拡/軍縮
いかにして軍縮を実現するか“第二回国連軍縮総会への提言”―国際平和研究学会を代表して
平和の研究―一学徒の自省
平和・開発・人権―地域で世界人権を考える
世界市場化への対抗構想―東アジア地域協力と「市民国家」
世界秩序の構造変動
近代としての核時代
グローバル・アイデンティティをめざして

著者等紹介

坂本義和[サカモトヨシカズ]
1927‐2014年。東京大学教授、明治学院大学教授などを歴任。国際政治学・平和研究専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

24
3「平和運動における心理と論理」(初出1962年)で、元来平和運動は絶対的反権力運動で、一種の永久運動の論理構造を持つ。が戦後日本では平和運動原理が憲法化されることで体制原理に織り込まれた体裁になっている(115頁)という。6「いかにして軍縮を実現するか 第2回国連軍縮総会への提言」(初出82年)で、軍縮の停頓と世界的な軍拡の進行との結果、世界の市民の安全は重大な脅威にさらされている(172頁)。2015/11/16

Miho Kikushima

1
読みやすい! 第1章以外は面白かったし分かりやすかった2015/10/09

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