出版社内容情報
E.H.カーが「危機の20年」と呼んだ、2つの世界大戦の間の時期=戦間期。この20年の国際政治史を、単なる国家間の外交関係の推移としてではなく、各国の内政史、経済史、社会史、思想史などの諸分野との関連で構造的に捉える画期的な概説書。ヨーロッパにおける国際対立に重点を置き、全世界的な展望のなかで省察する。[解説=木畑洋一]
内容説明
E・H・カーが「危機の二〇年」と呼んだ、二つの世界大戦の間の時期=戦間期。この二〇年の国際政治史を、単なる国家間の外交関係の推移としてではなく、各国の内政史、経済史、社会史、思想史などの諸分野との関連で構造的に捉える画期的な概説書。ヨーロッパにおける国際対立に重点を置き、全世界的な展望のなかで省察する。
目次
序章 「両大戦間期」の諸問題
第1章 ヴェルサイユ体制の成立(第一次世界大戦の諸結果;パリ講和会議の前提 ほか)
第2章 ヴェルサイユ体制下の国際対立(ヨーロッパの革命と対ソ干渉戦争;独仏対立と賠償問題 ほか)
第3章 ヨーロッパ国際政治の一時的安定(ロカルノ条約の成立;軍縮問題と不戦条約 ほか)
第4章 ヴェルサイユ体制の崩壊(ナチス=ドイツの初期対外政策;集団安全保障政策と宥和政策 ほか)
第5章 国際人民戦線(ソ連外交と人民戦線;スペイン内戦の発生 ほか)
第6章 第二次世界大戦の開幕(宥和政策の展開;チェコスロヴァキアの崩壊 ほか)
著者等紹介
斉藤孝[サイトウタカシ]
1928‐2011年。東京大学文学部西洋史学科卒業。学習院大学名誉教授。国際政治史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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