岩波現代文庫<br> 戦間期国際政治史

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岩波現代文庫
戦間期国際政治史

  • 斉藤 孝【著】
  • 価格 ¥1,496(本体¥1,360)
  • 岩波書店(2015/05発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 339,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006003258
  • NDC分類 319.02
  • Cコード C0122

出版社内容情報

E.H.カーが「危機の20年」と呼んだ、2つの世界大戦の間の時期=戦間期。この20年の国際政治史を、単なる国家間の外交関係の推移としてではなく、各国の内政史、経済史、社会史、思想史などの諸分野との関連で構造的に捉える画期的な概説書。ヨーロッパにおける国際対立に重点を置き、全世界的な展望のなかで省察する。[解説=木畑洋一]

内容説明

E・H・カーが「危機の二〇年」と呼んだ、二つの世界大戦の間の時期=戦間期。この二〇年の国際政治史を、単なる国家間の外交関係の推移としてではなく、各国の内政史、経済史、社会史、思想史などの諸分野との関連で構造的に捉える画期的な概説書。ヨーロッパにおける国際対立に重点を置き、全世界的な展望のなかで省察する。

目次

序章 「両大戦間期」の諸問題
第1章 ヴェルサイユ体制の成立(第一次世界大戦の諸結果;パリ講和会議の前提 ほか)
第2章 ヴェルサイユ体制下の国際対立(ヨーロッパの革命と対ソ干渉戦争;独仏対立と賠償問題 ほか)
第3章 ヨーロッパ国際政治の一時的安定(ロカルノ条約の成立;軍縮問題と不戦条約 ほか)
第4章 ヴェルサイユ体制の崩壊(ナチス=ドイツの初期対外政策;集団安全保障政策と宥和政策 ほか)
第5章 国際人民戦線(ソ連外交と人民戦線;スペイン内戦の発生 ほか)
第6章 第二次世界大戦の開幕(宥和政策の展開;チェコスロヴァキアの崩壊 ほか)

著者等紹介

斉藤孝[サイトウタカシ]
1928‐2011年。東京大学文学部西洋史学科卒業。学習院大学名誉教授。国際政治史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

26
戦勝帝国主義国はドイツのナショナリズムに復讐主義的心情を植えつけた(42頁)。1922年ムッソリーニが帝国imperoでヴェルサイユ体制に挑戦(82頁)。軍縮問題と不戦条約(127頁~)。世界恐慌で失業者5千万人を超えた(145頁)。ヒトラー『我が闘争』でロシアを獲得、ドイツの帝国建設を目論んだ(161頁)。国際ファシズムに対する民主主義擁護の運動は、同時にファシズム侵略の反対運動、民衆運動(210頁)。WWⅡはWWⅠの連続(314頁)。1978年初出。20Cの歴史で前半部分を占める重要な時代。2015/08/14

coolflat

15
ヴェルサイユ条約締結から独ソ戦まで。ヴェルサイユ体制の成立から崩壊、新たな秩序形成を巡る混乱(第二次世界大戦)までを扱っている。1920年代において、ヴェルサイユ体制は一応の安定を見たが、30年代前半の世界恐慌の過程に、ドイツ・イタリア・日本がヴェルサイユ体制の打破を唱え、世界再分割戦争の準備と実行に狂奔した。1931年の満州事変はその対外侵略に先鞭をつけたものであり、日本及びドイツの国際連盟脱退はヴェルサイユ体制崩壊の開始として、1936年のドイツのラインラント進駐は、ヴェルサイユ体制の終焉として迎えた2017/03/22

MUNEKAZ

10
戦間期のヨーロッパ政治史を扱った古典。短く要領を得た本文に膨大で詳細な註がつくという構成が印象的。興味深い点としては、ヴェルサイユ体制がドイツ封じ込めの他にも対ソ連・反共を目的としており、結局どちらを優先するかで英仏の外交が二転三転し、結果的に日独伊の侵略を黙認する形になったところ。ついついWWⅡの連合国VS枢軸国という視点で物事を考えてしまうが、むしろ独伊・英仏・ソ連の三すくみでこの時代のヨーロッパは捉えた方がよいかもしれない。またオーストリアを巡り、独伊で対立があったというのも勉強になった。2018/10/09

hexia

7
いま戦間期が(個人的に)熱い、と感じ手にとった▼題名通り戦間期の国際政治がメインだが、列強の内政や市民運動の高まりなどにも目を配っており内容は盛り沢山である。ただ文庫一冊に収めるためか記述は簡素であり、該博な脚注にツッコミつつ参考文献を渉猟するのが基本の読み方になろう。初学者からマニアまで幅広く学び楽しめる基礎文献である▼疫病その他様々な要因により世界は不安定になってきており、現在はWW2とWW3の戦間期ではないか、という予感がしている。いまこそ「賢者は歴史に学ぶ」を多少なりとも実践していきたい2021/05/02

hurosinki

7
第一次世界大戦後、諸々の講和条約によって成立した国際秩序をヴェルサイユ体制という。この体制は様々な不安定要素を孕んでおり、集団安全保障の機能を担うはずの国際連盟の不全、米国の不参加(ヴェルサイユ条約の批准失敗)、体制の指導国たる英仏の方針不一致、などがあった。2019/08/16

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