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岩波現代文庫
アドルノ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 340,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006001780
  • NDC分類 361.234
  • Cコード C0110

内容説明

フランクフルト学派の驍将テオドール・W・アドルノ。気鋭の思想史家ジェイは、モダニズムとポスト・モダニズムの分水嶺に立つアドルノを二十世紀思想の文脈に明確に位置づける。第1章でその人物像と経歴を描き、第2章で哲学思想を概観し、第3章で社会思想を跡づけ、第4章で文化論・芸術論を説き明かす。恰好の「アドルノ入門」であり、読者に新たな興奮をよび起こす書である。

目次

序文
1 ある傷ついた生活
2 無調の哲学
3 砕かれた全体性―社会と心理
4 操作としての文化、救済としての文化
結び

著者等紹介

ジェイ,マーティン[ジェイ,マーティン][Jay,Martin]
1944年ニューヨーク生まれ。ユニオン・カレッジ、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、ハーヴァード大学に学ぶ。カリフォルニア大学バークリー校教授。アメリカにおけるドイツ思想研究の第一人者で、フランクフルト学派の歴史を追った『弁証法的想像力』(荒川幾男訳、みすず書房)で著名

木田元[キダゲン]
1928年山形県生まれ。哲学者。中央大学名誉教授

村岡晋一[ムラオカシンイチ]
1952年熊本県生まれ。ドイツ哲学専攻。中央大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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またの名

11
単純化するということに警鐘を鳴らしていたタイプの思想家を解りやすく説明するのは解説者にも読者にも後ろめたい行為なので、本書を読む間はずっと後ろめたい(つまり解りやすい)。哲学や社会学の業績ももちろん押さえつつ、シェーンベルク派やアドルノが敵視していた作曲家達との位置関係、ベートーベン論、ワーグナー論など簡潔だけどエッセンスを捉えた音楽方面の記述が特徴的。他のフランクフルト学派の人々にも見られたユートピアめいた原初状態や全体性への希求を断固拒否する姿勢が共通点を持つとして、脱構築主義との比較にたびたび言及。2015/10/06

たけぞう

0
アドルノは難しい、というのが率直な感想。それでも本書が、「原著の完全な代用品として役立つのに失敗するかぎりで」(6ページ)有用な入門書かと思われる。2013/09/26

home alone

0
アドルノの哲学と比べると簡単らしいが、俺には難しかった。分かった様な気になるが説明しろと言われたら説明できないぽい。でもいい本だと思います。2012/04/28

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